メルカリではじめて出品する人にとって、商品価格をひとりで決めるのは難しいものです。ここでは商品価格のつけ方や、売れやすい価格設定のコツの他、最終的な利益に関係する手数料と送料について解説します。商品価格を決める際の参考にしてください。
メルカリの商品価格の決め方
メルカリでは、商品価格を300円〜999万9,999円の間で自由に設定することができます。自分で価格を決められるため、商品価格をいくらにするか迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは商品価格の基本的な決め方について解説します。
商品の状態で決める
売りたい商品の傷や汚れの状態をもとに、価格設定を行いましょう。状態の良いものであれば定価に近い価格で売れることもありますが、状態が悪ければ価格を下げる必要があります。
以下を目安に価格設定を行うと良いでしょう。
- 新品、未使用品:定価の60%〜80%の価格
- 未使用に近い:定価の30%〜60%の価格
- 傷、汚れが目立つ:定価の20%〜40%の価格
自動で表示される「売れやすい価格」を参考にする
出品ページで商品情報を入力すると、販売価格のところに「売れやすい価格」が自動的に提案されます。それを参考に価格設定をする方法もあります。
「売れやすい価格」は、商品名やブランド、商品の状態などを参考に、AIが算出した最適な価格帯となっています。価格設定に悩んだら、自動算出される「売れやすい価格」を参考にしてみましょう。
同じ商品を検索して実際に売れた価格をチェックする
出品商品を探す検索機能を活用して、同じ商品が過去にいくらで売れたか調べる方法もおすすめです。過去に実際に売れた金額がわかるので、より相場に近い価格を調べることができます。
さらに、検索の際に「絞り込み」をタップして、「商品の状態」などを自分の商品とそろえて検索すると、より正確な相場の確認ができます。少し手間がかかるかもしれませんが、売りたい商品の相場に近い価格が確認できるのでおすすめです。
誰でも簡単にできる売れやすい価格設定のコツ
価格設定の基本的なやり方に加えて、ここでは初心者でも簡単にできる売れやすい価格設定のコツをご紹介します。
「送料込み」に設定する
出品時に設定する「配送料の負担」で「送料込み(出品者負担)」を選択すると、売れやすさがアップします。購入者に配送料の負担がないため、購入者が支払金額をすぐに把握できるためです。
ただし「送料込み」にした場合は、商品価格の中に配送料が含まれるので、売りたい商品の配送料もあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
価格を下げたくない場合は、出品する時間帯や商品写真を変えてみる
なかなか売れないけれど商品価格を下げたくないという場合は、出品する時間帯に注意してみましょう。メルカリでも売れやすい時間帯があり、そこを狙って出品すれば、自分の商品を見てもらえる機会が増えます。
一般的に21~23時はメルカリの閲覧数が多いといわれています。また、主婦向けの商品なら昼間の時間帯、社会人向けの商品なら、お昼休みにあたる12~13時を狙うと良いでしょう。
価格を下げずに売れやすくしたい場合、商品写真を変えるのもひとつの方法です。特に1枚目の写真は、購入者が最初に見る商品情報です。1枚目の写真は、どんな商品かすぐわかるような全体像を撮り、光を採り入れて明るい写真にしましょう。
販売手数料と送料はどうなるの?
商品が購入された場合、最終的な利益は、商品価格から販売手数料と送料を差し引いた金額となります。
販売手数料は商品代金の10%かかる
メルカリでは、販売手数料が商品代金の10%かかります。この販売手数料が差し引かれた金額は、出品前に出品ページで販売価格を入力すると、確認できるようになっています。販売手数料を差し引いた金額を知りたい人は、出品ページで確認しましょう。
送料を支払うタイミング
送料の負担を「着払い」にした場合、出品者は送料を支払う必要がありません。そのため、商品代金から販売手数料を差し引いた金額が最終利益になります。
送料の負担を「送料込み」にした場合、発送方法をメルカリ便にすると取引完了時に自動的に販売利益から差し引かれる仕組みとなっています。
メルカリ便以外の発送方法を選んだ場合は、発送の際に配送業者に直接支払います。
送料込みの場合は、商品価格から販売手数料と送料を差し引いた金額が最終利益になります。
紹介した商品価格の決め方に沿って実際に一度出品してみよう
商品の価格設定に悩んだら、ここでご紹介した価格のつけ方を参考に一度出品してみましょう。もし、なかなか売れない場合は、出品の時間帯を変えるなどの売れやすいコツを実践してみるのがおすすめです。