写真撮影が趣味の方のなかには「写真を売ってみたい」「写真を売って収入になるのか」と気になる方もいらっしゃると思います。そこで今回は、自分で撮った写真を売るにはどんな方法があるか、おすすめのサイトや写真を売るときの注意点・コツについて解説します。
写真を売るならメルカリShopsがおすすめ


メルカリShopsは、自分のネットショップをかんたんに出店できるサービスです。写真を売りたいと考えているならぜひ、メルカリShopsでお店を開いて販売してみましょう。
オリジナルグッズをかんたん販売
メルカリShopsでは、写真を使った以下のものが販売可能です。
- 写真を使ったオリジナルグッズ
- 写真をプリントアウトしたもの
写真をプリントしたTシャツやマグカップなど、さまざまなオリジナルグッズがメルカリShopsで販売されています。
フリマアプリ「メルカリ」をお使いの方なら、見慣れた画面でスマホひとつでかんたんに販売することができます。
自分のお店を開いて作品の雰囲気や独自性を伝えたい方や、手軽に写真販売を始めてみたい方は、ぜひメルカリShopsを使ってネットショップ運営を始めてみましょう。
写真を売る方法は大きく分けて2種類


ここからは写真を売る方法について解説していきます。
写真を売る方法は大きく分けて、次の2種類があります。
- 写真をグッズ化して売る
- 写真を素材として売る
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
1.写真をグッズ化して売る
写真をデータ形式で販売するのではなく、写真をプリントアウトしたものをオリジナルグッズとして売る方法です。自分が撮った写真をプリントアウトしたもの、写真をプリントしたクッション・マグカップ・Tシャツ・カレンダーなどを商品として販売します。
具体的な販売方法として「ネットショップを開設してグッズを販売する」あるいは「グッズ作成と販売を一貫して行うサイトを利用する」という方法があります。
ネットショップを開設してグッズを販売する
自分が作成したグッズを、ネットショップを開いて販売します。
梱包や発送まで自分で行う必要がありますが、自分のショップを持つメリットは多いです。ショップの商品として販売するため、商品を気に入ってもらえるとショップにリピーターが付いたり、他ショップとの差別化を図ることが可能です。
また、アイデア次第で販売できる商品の幅が広がります。グッズ作成と販売を一貫して行うサイトでは、グッズ化できる商品の種類や形が決まっていますが、自分でグッズ作成を行えばオリジナリティのある商品が作成できます。
グッズ作成と販売を一貫して行うサイトを利用する
グッズの作成から販売までを行うサイトを利用する方法です。販売者は写真をアップロードしてデザインを決定するだけです。
グッズ化できる商品の種類やデザインなどに制限はありますが、商品が購入されたら発送まで代行してくれるサイトも多く、かなりの手間が省けます。
また、一般的に商品が購入されてから発注が入るため、売れ残りの心配もありません。リスクを避けてオリジナルグッズの販売ができます。
2.写真を素材として売る
自分が撮影した写真を、データ素材として販売する方法です。登録した写真データがダウンロードまたは購入されると報酬が入る仕組みです。
写真をデータ素材として販売できるサイトには「無料ダウンロード型の販売サイト」と「購入型の販売サイト」があります。
無料ダウンロード型の販売サイト
会員のダウンロードは無料で、販売者には写真がダウンロードされると報酬が入ります。
無料でダウンロードができるので、多くの人にダウンロードしてもらいやすいメリットがあります。また、写真のクオリティを求められることも少なく気軽に販売できます。趣味で撮影した写真を販売したい人におすすめです。
購入型の販売サイト
購入者はお金を払って写真を購入し、販売者には各サイトの規定に応じた報酬が入ります。サイズやファイル形式によっても報酬額が異なります。
購入型の販売サイトでは、販売者に審査がある場合があります。そのため、ある程度のクオリティが求められますが、無料ダウンロード型に比べて報酬は高いです。本格的に写真の販売を行いたい人におすすめです。
写真グッズを売れるサイト・アプリ 5選


ここでは写真を使ったオリジナルグッズが販売できる、おすすめのサイトやアプリをご紹介します。
(1) メルカリShops
- オリジナルグッズの作成:できない
- オリジナルグッズの販売:できる
- 販売手数料:販売価格の10%
ネットショップを開設できるサービスです。自分で作成したオリジナルグッズを、自分のショップから売ることができます。
ハンドメイド品など数多くのオリジナルグッズの販売実績があるため、初心者の方でもあんしんして販売できます。スマホから販売ができる手軽さも特徴です。
販売価格は自分で決めることができます。フリマアプリ「メルカリ」とは違いコメント欄が設けられていないため値下げ交渉を受ける心配もないため、自分が納得できる価格で販売できます。
公式サイト:メルカリShops(メルカリショップス)
(2) BASE(ベイス)
- オリジナルグッズの作成:できない ※連携しているグッズ作成サイトもある
- オリジナルグッズの販売:できる
- 販売手数料:販売価格の6.6%+40円
ネットショップを作成できるサービスです。連携しているグッズ作成サイトを使えば、販売までスムーズに進められます。
メルカリShopsとの違いは、集客を自分で行う必要があるところです。 BASEはネットショップの作成・運営に必要なテンプレートを提供するサービスなので、SNSなどを使ってうまく集客をする必要があります。
(3) SUZURI(スズリ)
- オリジナルグッズの作成:できる
- オリジナルグッズの販売:できる
- 販売手数料:各グッズの原価が、販売価格から差し引かれる
オリジナルグッズの作成から販売までを一貫して行えるサイトです。グッズの作成のみ行い、自分のネットショップで売ることも可能です。
写真をアップするだけで販売を開始でき、購入されたら作成から発注までを行ってくれます。豊富なデザインのテンプレートやグッズの種類があり、初心者の方でも始めやすいでしょう。
報酬金額は自分で決めることができます。グッズの原価に希望の報酬金額を上乗せした価格が、販売価格になります。グッズの原価が高めなので報酬金額を慎重に決める必要があります。
(4) ClubT(クラブティ)
- オリジナルグッズの作成:できる
- オリジナルグッズの販売:できる
- 販売手数料:各グッズの原価が、販売価格から差し引かれる
こちらもオリジナルグッズの作成から販売までを一貫して行えます。作成したグッズを自分のネットショップで販売することも可能です。
オリジナルTシャツに特化しており、他にもパーカーなど洋服のグッズ化に強いサイトです。
報酬金額は自分で決めることができ、グッズの原価に自分の希望の報酬金額を足した合計が販売価格になります。報酬金額を上げるほど販売価格も上がるので慎重に決めましょう。
(5) FUJIFILM Prints&Gifts(富士フイルム)
- オリジナルグッズの作成:できる
- オリジナルグッズの販売:できない
- 販売手数料:―
富士フイルムが運営する、写真を使ったグッズ作成サービスです。グッズの販売はこのサービス上ではできないので、自分のネットショップで販売することになります。
グッズ作成のクオリティが高く、有名企業やアーティストも利用しています。バッグやマグカップ、クッション、スマホケースなど、写真をプリントできるグッズの多くを作成可能です。
写真素材を売れるサイト・アプリ 5選


つぎに写真を素材としてデータ販売できる、おすすめのサイト・アプリをご紹介します。
(1) 写真AC(photoAC)
- 分類:無料ダウンロード型の販売サイト
- 販売価格の相場:1枚あたり3.25円から11円
- 販売手数料:無料
会員は無料で写真をダウンロードできる、写真のフリー素材サイトです。スマホで撮った写真の登録も可能です。
無料ダウンロード型のサイトであるため報酬は少額ですが、会員数が多いのでたくさんの方に見てもらえます。初心者の方でも購入される機会があるサイトです。人物写真なら1枚あたり報酬が11円と高額になります。
写真がダウンロードされる度に報酬はポイントとして溜まっていき、5000ptから換金が可能です。(※1pt=1円)
(2) Snapmart(スナップマート)
- 分類:購入型の販売サイト
- 販売価格の相場:1枚あたり361円から1,320円
- 販売手数料:変動制
スマホのアプリから写真を販売できるサイトです。報酬の受け取りまでスマホで完結できます。
観光スポットや絶景写真、日常的な写真が多く販売されています。Instagramなどに頻繁に写真をアップしている方や、スマホのカメラアプリを使った加工が得意な方などにおすすめです。
写真の販売価格はサイトの規定で決められており、自分で決めることはできません。報酬率は変動し、「販売金額×報酬率」が報酬金額となります。
(3) PIXTA(ピクスタ)
- 分類:購入型の販売サイト
- 販売価格の相場:1枚あたり39円から5,500円
- 販売手数料:変動制
企業のWEBサイトやパンフレットに使われるなど商業利用されることも多いサイトです。
写真を販売する前にかんたんな審査があります。作品のできばえを判断するものではなく、画質や被写体の内容が販売用の素材として適切かどうか、タイトルの付け方は適切かどうかなどを確認されます。
一定の基準をクリアしていれば厳しい審査ではなく、スマホで撮った写真でも基準を満たしていれば販売可能です。
こちらも写真の販売価格はサイトの規定で決まっており、実績などによって報酬率が変動します。「販売金額×報酬率」が報酬金額です。
(4) photolibrary(フォトライブラリー)
- 分類:購入型の販売サイト
- 販売価格の相場:1枚あたり100円から自由に設定可能
- 販売手数料:変動制
国内大手の写真販売サイトです。写真は一眼レフカメラで撮影されたものに限ります。
写真の販売には、ホワイトバランスなどが適切に調整されているかなど、技術的な審査があります。一眼レフカメラが必要な点や、画像編集ソフトがなければ難しい調整があるため、ある程度経験がある方に向いていると言えます。
一方で販売回数が多ければ多いほど報酬率が高くなり、販売価格も自分で自由に決めることができるため、腕がある人にはおすすめのサイトです。
(5) Adobe Stock(アドビストック)
- 分類:購入型の販売サイト
- 販売価格の相場:1枚あたり37から383円
- 販売手数料:販売価格の67%
写真編集ソフト「Photoshop」などで有名なAdobe社が運営する写真販売のサービスです。世界中のユーザーがさまざまな目的で利用しています。
海外のサイトですが、WEBサイトが日本語訳されているため、あんしんして使えます。また「Photoshop」などから直接アクセスが可能であったり、Adobe社のソフトが期間限定で無料になる特典もあるので、Adobe社のソフトを使っている方におすすめです。
写真の販売価格は決まっており、報酬は販売価格の33%と固定されています。
写真を売るときの注意点


写真を使ったオリジナルグッズを販売するときは、普通のグッズを販売するときとは違い、注意しておかなければならない点があります。
著作権・肖像権について知っておこう
著作権とは、キャラクターや漫画、小説などを創作した著作者が持つ権利のことです。他人の著作物を無断で使用すると、原則として著作権の侵害とみなされます。
例えば、写真にアニメのキャラクターや企業のロゴなどが写っていると著作権の侵害になる恐れがあります。また、建物のほとんどは著作権がかけられていませんが、金閣寺などの芸術作品と呼ばれる建物には著作権が掛けられている場合があります。
一方、肖像権とは、どんな人も無断で撮影されたり、撮られた写真を公表されたりしないように主張できる権利のことです。
例えば、複数の人が写っている写真を使う場合は、写っている人全員から許可を得ることが必要です。
販売したい写真に、キャラクター・ロゴ・建物・人が写っている場合は、著作権や肖像権を侵害するものではないかしっかりと確認しましょう。
写真編集の技術は必須ではないが、あるとベスト
写真編集を行わなくても販売することは可能です。しかし、写真データを販売するサイトでは審査がある場合があり、編集した方が審査に通りやすいこともあります。
審査にかかわる要因として、ホコリの写りこみやノイズがないか、ピントやホワイトバランスが基準を満たすクオリティになっているか、というものが挙げられます。これらは写真編集の技術があれば修正できるものが多いです。
審査の基準を満たすようにすることで、写真編集の技術が身に付くことも期待できるので、はじめにサイトの審査基準を確認して編集に挑戦してみるのも良いでしょう。
写真を売れやすくするコツ


たくさんの写真を使ったオリジナルグッズや写真素材が販売されている中で、自分の商品を購入してもらうためにはどうしたら良いでしょうか。ここでは売れやすくなるコツをご紹介します。
人物やトレンドなど需要が高いジャンルをねらう
やはり需要が高いものは売れやすいので、どのような写真が需要があるか知っておく必要があります。
需要が高い写真には、人物やマイナーな観光地、トレンドの写真などが挙げられます。特に人物の写真は、企業が製作するチラシやバナーなどに使えるため需要があり、競合も少ないのでおすすめです。
同じ写真でも寄りや引きの複数パターンを撮る
同じ被写体でも、寄りの写真と引きの写真など複数パターンをアップすると、販売機会が広がります。テスト用にアングルの異なる画像がまとめ買いされることもあります。ただしあまりにも数が多いと、反対に購入者が選べなくなるので適切な量で抑えましょう。
また、あえて余白をつくるアングルで撮った写真にも需要があります。文字を入れる余白があることで、広告やウェブサイトの記事のトップ画像に使えるからです。
テーマがわかりやすい写真を撮る
商業利用される写真は、テーマがわかりやすいものが選ばれやすいです。例えば、会社のパンフレットに使う画像には、パッと見た第一印象で会社のイメージに合うものが選ばれます。
商業利用にかかわらず、たくさんの写真が並んでいる中で、何がテーマなのかわかりやすい写真は人の目に留まりやすいです。
そのため写真素材を撮るときは、コンセプトやテーマをあらかじめ明確にしておくと良いでしょう。
実用性のあるグッズにする
写真を使ったオリジナルグッズを販売する場合、グッズは実用性の高いものを選ぶと良いでしょう。普段使いするものがお気に入りのデザインだと気分も明るくなります。実用性の高いものをオリジナルグッズにしてみましょう。
イベントや季節ものはひと足先に販売
クリスマスやハロウィンなど季節もの、イベントものの商品は需要があります。イベントの時期がくる2から3ヶ月前から購入されることも多いため、早めに販売しましょう。また早めに販売することで競争相手も少なく購入される可能性も高くなるでしょう。
SNSで発信する
InstagramやTwitterなどのSNSを使って、自分の商品を宣伝することも効果的です。自分の技術力の宣伝にもなります。写真には関連するタグをできるだけ多く付けて、たくさんの人に見てもらえる機会をつくりましょう。
オリジナルグッズの販売ならメルカリShopsがおすすめ


写真を使ったオリジナルグッズの販売なら、メルカリShopsがおすすめです。メルカリShopsがおすすめな理由をご紹介します。
初期費用や月額利用料など毎月の固定費は不要
メルカリShopsは、登録するときの初期費用も、月額の利用料も一切かかりません。手数料がかかるのは、商品が購入されたときにかかる販売手数料と、売上金を振り込む際の振込手数料のみ。そのためネットショップがはじめての方でも気軽に始めることができます。
月間利用者2,000万人以上のメルカリのお客さまにアピールできる
メルカリShopsなら集客の心配がありません。メルカリShopsで出品したショップの商品は、フリマアプリ「メルカリ」をお使いの月間2,000万人以上のお客さまに見てもらうことができます。
またメルカリShopsでは、お気に入りのショップをフォローできる機能もあります。フォローするとショップの新作商品がでる度にお客さまに通知が届きます。デザインを気に入ってもらえれば、フォローしてもらえる可能性も高くリピーターの獲得につながるでしょう。
EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成したショップも登場!
メルカリShopsはじめてネットショップを開いたという方のなかには、月商1,000万円超を達成した出店者の方もいらっしゃいました。実績のあるメルカリShopsで、本格的なオリジナルグッズの販売に挑戦することもできます。
メルカリShopsなら最短3分で自分のお店を開ける
「メルカリShops」は以下の3ステップでかんたんに開設申込ができます。最短3分でお申し込みが可能です。
- メルカリアプリのホーム画面で「ショップ」タブを開く。上部の「ショップを開設する」バナーをタップ。
- 申込画面で出店者情報やショップ情報を入力
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なお「メルカリShops」のアカウントの作成には、フリマアプリ「メルカリ」の登録が必要です。まだ「メルカリ」に登録していない方は「メルカリ」でアカウント作成を事前に済ませておきましょう。
自分に合った販売方法を選んで、撮った写真を売ってみよう


写真の販売方法には、写真をプリントしたオリジナルグッズを売る方法と、写真データを素材として売る方法があります。写真を売るときは、著作権などの侵害にならないよう注意して、需要も取り入れながら販売していきましょう。
写真を使ったオリジナルグッズの販売をするなら、集客の心配が不要で手軽に始められるメルカリShopsがおすすめです。オリジナル性の高いグッズを販売したい方や、ネットショップがはじめての方は、ぜひメルカリShopsでショップを開いてみてください。