メルカリでは、購入者と出品者の双方が評価を行うことで取引が完了し、販売利益が売上金に反映されます。本記事ではこの受取評価・評価の仕組みについて解説。さらに出品者の方向けに、購入者からの評価がされないときの対処法についてご紹介します。
メルカリ受取評価・評価のしくみ
メルカリでは、購入者と出品者の双方で取引が完了することにより、売上金が反映される仕組みになっています。ここでは、その最終行程である「受取評価」と「評価」について解説をします。
受取評価は購入者が行うもの
受取評価は、購入者が商品を受け取り中身を確認した上で評価するものです。受取評価をする前に、商品説明に書かれていない汚れや傷、不備がないか、きちんと動くかなどを確認しましょう。
受取評価のやり方は、以下の通りです。
【受取評価を行う手順】
- 商品を受け取ったら、商品に問題がないことを確認する
- やることリストに届いた「評価してください」のメッセージをタッチする
- 「取引画面」から「商品の中身を確認しました」をタッチしてチェックを入れる
- 「良かった」「残念だった」を選び、評価コメントを入力する
- 内容を確認して、問題がなければ「評価を投稿する」をタッチする
受取評価は、一度投稿するとやり直しや取り消しはできないので、商品が届く前に「評価を投稿する」ボタンを押さないように注意しましょう。
評価の判断に迷ったときは、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 出品時に設定されていた発送期限や配送設定は守られていたか?
- 発送期限や配送設定を変更する際に相談はあったか?
- 取引メッセージで不快な言葉づかいはなかったか?
評価は出品者が行うもの
購入者の受取評価が行われると、次に出品者が取引に対する評価を行うことになります。評価をすると、売上金が反映されます。
評価のやり方は、以下の通りです。
【評価を行う手順】
- 購入者が受取評価を行うと、やることリストに「評価してください」のメッセージが届く
- メッセージをタッチして、取引画面を確認する
- 「良かった」「残念だった」を選び、「評価コメント」を入力する
- 内容を確認して問題がなければ、「購入者を評価して取引完了する」をタップする
評価も受取評価と同様、一度投稿するとやり直しや取り消しができません。間違えないように注意しながら操作しましょう。
取引が完了すると、それと同時にお互いの評価が公開されます。評価は、プロフィール画面の評価一覧から確認できます。
評価の判断に迷ったときは、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 期日までに支払いが行われたか?
- 取引メッセージで不快な言葉づかいはなかったか?
受取評価・評価をされないとどうなる?
受取評価や評価をされなかった場合、一定期間を過ぎると自動で取引が終了します。購入者からの受取評価や事務局へのお問い合わせがない場合は、発送通知を行った日から9日後の13時以降に自動で取引が完了し、売上金が反映されます。
また以下の条件を満たした場合は、取引画面の専門フォームから事務局に取引完了の依頼をすることも可能です。
- 発送通知を行った8日後の13時以降
- 購入者の最後の取引メッセージから3日後の13時以降
購入者の方も、もし出品者から最終評価が行われない場合は、商品IDを明記して、事務局にお問い合わせください。
評価をしないと、進行中の取引を破棄することになるため、メルカリでは迷惑行為に該当します。警告や利用制限などを行う対象となるため、取引したら必ず評価を行うようにしてください。
【出品者向け】受取評価されないときの対処法
購入された商品を発送したのに、受取評価をされないときには、以下のような対処法があります。
- 商品が到着済みになっているかを確認する
- 購入者にメッセージを送る
- 事務局が取引完了するのを待つ
- 自動取引完了期間を過ぎても完了しない場合は事務局に問い合わせる
それぞれ詳しく解説します。
商品が到着済みになっているかを確認する
受取評価をされない場合は、まずは商品が到着しているかを確認しましょう。商品が到着しているかどうかは、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便の場合、購入者の元に届くと取引画面の配送状況のステータスが到着済みに変更されるので確認できます。
それ以外の方法で発送した場合は、取引画面では確認できません。伝票番号がある発送方法なら、配送業者のお問い合わせシステムなどから送り状番号を使って発送状況を確認してください。
商品が到着済みになっていても、不在で受け取れなかったり、まだ商品を確認できていなかったりする可能性もあるため、3〜5日程度待ってみましょう。
購入者にメッセージを送る
商品が到着しているにもかかわらず受取評価をされない場合は、メッセージを送って評価してもらうようにお願いしてみましょう。
「商品が届きましたら受取評価をお願いいたします」などとメッセージを送りましょう。そもそも受取評価をしなければいけないことを知らない人もいるので、メッセージを送ることで受取評価をしてくれるかもしれません。
メッセージを送る際は、以下のメッセージ例を参考に、言葉遣いに十分に注意して、相手が気を悪くしないように配慮することが大切です。
この度は〇〇(商品名)のご購入ありがとうございました。商品は無事届きましたでしょうか?もしお手元に届いているようでしたら、商品をご確認のうえ受取評価でお知らせ頂ければ幸いです。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
〇〇様 先日は、商品をご購入いただき誠にありがとうございます。こちらの取引画面では、商品が到着しているようになっていますが、お手元に届いていますか?取引完了がないため、心配になりご連絡をさせていただきました。もし商品に問題がないようであれば、受取評価をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
メッセージで評価をお願いする場合は、商品が到着をしていることが前提となるため、必ずメッセージを送る前に商品が到着済みになっているかを確認してください。
事務局が取引完了するのを待つ
メッセージを送っても、返事がなく受取評価をされない場合は、事務局が取引を完了するまで待ちましょう。
先述した通り、発送通知から9日後までに受取評価がないと、自動で取引は完了し、売上金が反映されます。
自動取引完了期間を過ぎても完了しない場合は事務局に問い合わせる
発送通知から9日後を経過しても、メッセージのやり取りが続いている場合や、商品に不備がある場合は、自動で取引完了にならないことがあります。
メッセージのやり取りが続いていると、事務局はまだ取引が完了していないと判断するため、自動での取引完了は行われません。商品に問題がないのに自動取引が行われない場合は、事務局に問い合わせましょう。
一方で商品の不備や配送トラブルが発生した場合は、取引を完了すると、返金手続きができなくなります。そのため、事務局に問い合わせるのではなく、必要な対応をするか、事務局が対応してくれるまで待ちましょう。
また梱包・発送たのメル便を利用した場合は、自動での取引完了は行われません。「配達完了」に変更されてから48時間経過しても、受取評価がされず、メッセージの返事がない場合は、事務局へお問い合わせください。
評価を含め、心地よい取引のためにできることを
評価や受取評価をスムーズに進めるためには、その前の段階から心地よい取引を進めていく必要があります。こまめなメッセージのやりとりはもちろん、出品する商品の情報に齟齬がないかや梱包発送が丁寧にできているかも大切です。
メルカリについて何かわからないことがあるときは、下記のメルカリガイドもご覧ください。