メルカリでは、本名の登録が必須となっています。しかし、出品や購入に際して誰にでも本名が見える状態になるのは、あまりいい気がしないですよね。この記事では、メルカリでは偽名が使えない理由、本名や住所などの個人情報が相手に分からないように取引するためにはどうしたらいいかをご紹介します。
メルカリで偽名を使えない理由
メルカリでは、以下のような理由で偽名を使うことができません。
メルカリの規約に違反している
メルカリに偽名で登録することは、メルカリの利用規約に違反しています。
利用規約の第5条1.(3)に記載がある通り、登録内容が虚偽の情報であるとメルカリに判断されると、ユーザー登録の取り消し・利用停止等の措置が取られてしまいます。
もちろん、ユーザー登録の取り消しとなれば、これまでの取引履歴などは消えてしまいますし、売上金についても保証されなくなる場合があります。
配送トラブルがあった際に対処できない
送り先の住所が間違っているなどのトラブルがあった場合、返送することができなくなってしまいます。
荷物が配送も返送もできない状態になると、売買取引のキャンセルもできなくなります。商品が、売り手と買い手のどちらの手元にも渡っていないため、買い手側がお金を払うかどうかで揉めることにも繋がります。
この際、どちらかが偽名を使用していたことが判明すれば、偽名を使っていた側に原因があると判断され、お金や商品の扱いについて不利益を被る可能性が高くなります。
商品購入者であれば、商品が届いていないのにもかかわらずお金を払わされる可能性があり、出品者であれば、商品を送ったのにお金を支払ってもらえなくなるかもしれません。
メルカリで本名を公開したくない場合はどうしたらいいの?
しかし、不特定多数が閲覧するメルカリのページで、本名を公開するのは決して気持ちのいいものではない、というのも事実です。
では、どのようにすれば本名を使わずに取引ができるのでしょうか。
ニックネームを付ける
メルカリでは、本名登録とは別にニックネームをつけることができます。
一般的な売買取引までの段階はニックネームでのやり取りが可能になるため、相手に本名を知られることはありません。
マイページの個人情報設定からプロフィールを選択し、ニックネームの変更を行ったのち、「更新する」のボタンを押すことでニックネームの設定ができます。
売買時に「らくらくメルカリ便」を選択
ニックネーム登録だけをして、実際の売買を行った場合には、相手に自分の住所と名前が分かってしまいます。
そこで便利に使えるのが、「らくらくメルカリ便」です。
らくらくメルカリ便は、匿名配送とも呼ばれるサービスで、送り主・受取人の双方の個人情報を隠した状態で発送できます。
これを指定しておくだけで、自分の名前・住所のどちらも相手に知られることなく、取引をすることができます。
らくらくメルカリ便を選択したのち、郵便局のサービスを利用する「ゆうゆうメルカリ便」、梱包・発送をすべてメルカリのサービスに一任できる「梱包・発送たのメル便」に変更しても、匿名配送にすることができます。
「らくらくメルカリ便」は、出品者が出品時に「らくらくメルカリ便」を指定することで利用できるようになります。
メルカリで偽名・偽住所を使うのはNG!匿名配送を活用しよう
メルカリに偽の個人情報を登録することは、メルカリの規約違反になるうえ、トラブル時に不利になることもあり得ます。入力ミスなどもないよう、名前や住所は正確に登録するようにして下さい。