BtoB取引でECサイトを利用する企業は増えており、法人向けECサイト市場規模は拡大し続けています。自社でも法人向けECサイトを始めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、BtoBとBtoCの違いや法人向けECサイトの主な活用方法、構築方法、成功させるためのポイントなどを解説していきます。
法人向けECサイトを構築するならメルカリShopsがおすすめ!
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メルカリShopsで商品を販売すると、フリマアプリNo.1の「メルカリ」上に表示されるため、メルカリの集客力を活かしながら販路拡大を実現できるのが魅力です。
法人向け(BtoB)サイトとは


ECサイトとは「electronic commerce」の略で、インターネット上で商品を販売するために開設したWebサイトのことです。法人向けの商品を取り扱っているECサイトのことを、BtoB-EC(Business to Business)と呼びます。
例えば、BtoB-ECにはメーカーが卸問屋向けに運営しているECサイトや、卸問屋が小売店向けに運営しているECサイトなどが、法人向けECサイトがあります。
企業間の取引の場合、テレアポや訪問などの営業手法が一般的でしたが、最近ではインターネットを利用した企業間取引を行う企業が増えています。
BtoB ECはインターネット上で取引ができるため、従来の方法と比べてスピード感のある受発注の処理が行えます。
さらにBtoB ECを運営することで、Web検索や広告などからの流入による販路拡大が期待できるため、新規取引先の獲得にもつながりやすいというメリットもあります。


BtoB ECとBtoC ECの違い


企業向けのECサイトはBtoB ECですが、一般消費者などの個人に向けたECサイトはBtoC ECと言います。企業間の取引に使われるBtoB ECと、一般的なネットショップのBtoC ECでは、違うところが数多くあります。
ここでは、以下の4点についてBtoB ECとBtoC ECの違いをご紹介します。
- 取引相手
- 取引数と金額
- 購入フロー
- 決済方法
取引相手
BtoB ECとBtoC ECでは、まず取引相手が大きく異なります。
- BtoB EC:企業対企業のEC取引
- BtoC EC:企業対一般消費者のEC取引
BtoB ECは、企業との取引に活用するECサイトなので、企業対企業の取引で必要となる機能を搭載しなければいけません。
BtoB ECに必要な機能は、以下のようなものがあります。
- 取引先に合わせた商品や価格の表示を行う
- 一覧画面から複数の商品をカートに入れられる
- クレジットカードや代金引換などの一般的な決済方法以外にも、掛売りにも対応する
- IDやパスワードは、担当者や部署、取引先など必要な方全員に共有する
取引数と金額
BtoB ECとBtoC ECでは、一回の取引で発生する数が大きく異なります。BtoC ECの場合、1回の注文で1個から数個程度が多くなるため、高額の支払いにならないことも多いでしょう。
一方BtoB ECの場合、数十個から数百個単位などの大量注文が一般的なので、注文数が多くなるということは1回の取引金額も当然高くなります。
購入フロー
BtoC ECの場合、ECサイトで商品を見て欲しいと思った時点で注文して、決済するのが一般的な購入フローです。
BtoB ECは、必要なものを売り手側の企業に伝えて見積りを参考にして、買い手が購入するかどうかを検討してからの発注になります。そのため、注文から発注までの購入フローがいり込んでいて時間もかかります。
決済方法
BtoC ECの決済方法は、クレジットカードや代金引換、キャリア決済などの前払いが一般的です。
一方BtoB ECの場合、先に商品を納品して代金は1ヶ月単位などで後からまとめて請求する掛売が多くなります。掛売は、過去の取引実績や与信といった、売り手と買い手の信用があるためできる決済方法です。


法人向けECサイトの市場規模・EC化率


BtoB ECは、迅速な受発注ができることや、販路拡大につながりやすいことから、多くの企業で取り入れられています。法人向けECサイト市場規模がどのくらい成長しているのか、経済産業省によって公開されている令和3年度の調査結果をご紹介します。
市場規模・EC化率
BtoB-EC 市場規模の推移は、年々増加しており、EC市場規模は2017年には318兆1,610憶円でしたが、2021年には372兆7,073億円にも及びます。これは、前年に比べて11.3%も増加しています。
全商取引に対する電子商取引の割合を指すEC化率も、2021年は前年より2.1%増の35.6%でした。BtoB-ECは、市場規模・EC化率ともに増加傾向にあるため、これからも拡大していくことが予想されます。
出典:経済産業省 商務情報政策局 情報経済課|令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書 1.3 日本の BtoB-EC 市場規模
業種別の市場規模・EC化率
業種別のEC化率を見てみると、成長が大きいのは平均56%以上の「製造業」や32.3%の「卸売業」です。逆にあまり成長が見られないのが、「建築業」や「サービス業」、「運輸業」においては2021年時点でもEC化率が20%を下回っています。
このことから分かるように、ものを商品として扱う業種は、ECサイトとの相性が良いことが分かります。ものを扱う業種は、形を売る商品の取り扱いが多いため、商品情報やカタログなどで魅力を伝えやすいのが特徴です。
出典:経済産業省 商務情報政策局 情報経済課|令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書
法人向けECサイトの主な活用方法


法人向けECサイトの活用方法には、大きく分けて「クローズ型」と「スモール型」の2種類があります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
クローズ型BtoB ECサイト
クローズ型BtoB ECサイトは、既存の得意先との取引を活用できるECサイトです。IDやパスワードなどで制限をかけるため、該当の取引先しかサイト内を見られません。
そのため従来の電話やファックスなどをEC化して、受発注を省力化するのに適しています。
取引先によって提供する商品や販売価格が異なる場合でも、取引先専用のページ以外にはアクセスできないため、限定的な情報を提供できます。
受注方法がECサイトに変わっただけなので、取引先別の売価や留め型品の販売などの商習慣や支払い方法は、今までと変わりません。
スモールBtoB型(スモールB)
スモールBtoB型は、Web上で新規顧客の開拓を行いたい時におすすめの方法です。
こちらは誰でもサイトの閲覧、契約ができるようにしておきます。そうすることで、今までアプローチできなかった小口取引限定のお客さまや遠方に会社がある取引先などとの取引につなげられる可能性があります。
また一般的なECサイトと作りが似ているため、簡単に構築できるのも魅力です。BtoC EC向けのECサイトを構築する作成サービスを活用することもできます。
法人向けECサイトの構築方法


法人向けECサイトの構築方法には、以下の5つがあります。
- ECモール
- ASPカート
- パッケージ
- オープンソース型
- フルスクラッチ
それぞれの特徴をご紹介します。
ECモール
ECモールとは、ひとつのサービスに複数のお店が集まった、インターネット上のショッピングモールのようなものです。モール自体の知名度でお客さまが集まるため、サービスの規模が大きくなるほど集客に優れています。
またECサイトを構築・運営する際に必要となるサービスや機能はあらかじめ搭載されているので、別途用意する必要がありません。出店申込後、審査にクリアすれば、簡単にショップの構築ができます。
しかし、サービスによっては初期費用や月額料金などが高額になる点や、ショップページのカスタマイズ度が低い点は難点と言えます。


ASPカート
ASPカートは、ショップを運営する際に必要な機能を借りてECサイトを作成するサービスです。月額料金や手数料が安めに設定される場合が多く、比較的コストを抑えてECサイトを構築できます。
また独自ドメインが使用できるため、ショップのブランディングがしやすいのも魅力です。
しかし、ショップの構築にはサービス側で用意されている機能やテンプレートから選ぶため、完全オリジナルのECサイトは作成できません。
パッケージ
パッケージは、ショップ運営に欠かせないカート機能や売上管理機能などを利用してECサイトを作成するサービスです。土台はあるので、そこにデザインや機能をプラスすることでオリジナルのECサイトが構築できます。
デザインは幅広い選択肢から選べるため、自社のイメージカラーや商品を合わせられるのがメリットです。
ショップの構築自体は簡単ですが、レンタルサーバーやライセンス、カスタマイズなどに別途費用がかかるので、初期費用が高額になりがちな点には注意が必要です。
オープンソース
オープンソースは、ECサイトのデザインや機能をコードで書き込んで、ECサイトを構築する方法です。ソースコードは、外部に無料で公開されているものも多いので、費用を抑えながらECサイトを構築・運営できます。
カスタマイズの自由度が高いので、オリジナルのECサイトを作ることもできます。
一方ソースコードを利用するため、自社にWeb制作の知識を持ったスタッフがいないと、サイトを作るのは難しいでしょう。
フルスクラッチ
フルスクラッチは、一から自分で作るため、理想のECサイトが作れます。カスタマイズの自由度は、他の構築方法にはないほど柔軟性が高いのがメリットです。
ただし、プログラミングの知識やスキルは必須です。自社で対応できない場合は、外部のプロに依頼することもできますが、高額な費用がかかります。
自由度は高いため理想のECサイトを作ることはできますが、ゼロから自分で構築しないといけないため、社内リソースの確保が必要になる点には注意が必要です。
法人向けECサイトを成功させるためのポイント


法人向けのECサイト運営を成功させるためには、以下の3点に注意しましょう。
- ECサイト運営の目的を明確にする
- 運用業務を明確にする
- 基幹システムと連携させる
ECサイト運営の目的を明確にする
法人向けのECサイト構築には、既存の取引先との受発注を簡略化したいのか、新規顧客を獲得して販路の拡大をしたいのかでも作り方が異なります。どのようなECサイトを作るかによっても、準備することが異なるので、まずはECサイトを運営する目的を明確にしましょう。


運用業務を明確にする
EC化すると、今までオフラインで行っていた受注入力や在庫の照会などをECサイトに落とし込む必要があります。企業ごとに売り方や業務が異なるため、自社で必要な業務を再確認することが大切です。
漏れ忘れがないように、全体図を社内で整理しておくと良いでしょう。
基幹システムと連携させる
基幹システムとは、企業の業務に欠かせない重要な業務システムを威厳化させたものです。例えば、商品情報、注文管理、出荷データ、在庫データ、得意先データ、得意先別価格などが該当します。
連携させないといけないものが数多くあると大変なように思いますが、取引先や在庫の管理などに非常に重要な業務です。必要なものと連携させなくても問題ないものを区別した上で、必要なものは漏れがないように連携させましょう。
連携させる方法としては、ファイルに出力して転送する方法や、API連携、データベース連携などがあります。
法人向けECサイトの構築にメルカリShopsがおすすめの理由


法人向けECサイトを始めるなら、メルカリShopsを活用してネットショップの構築をするのがおすすめです。
ここでは、メルカリShopsがおすすめの理由をご紹介します。
フリマアプリNo.1の「メルカリ」市場を活かして販売できる
ECサイト構築で苦戦する問題のひとつに集客があります。自分で集客をする必要があるサービスを利用すると、目標の売上を上げるまでに費用も時間もかかることがほとんどです。
しかしメルカリShopsなら、月間2,200万人以上が利用する圧倒的な集客力を誇るフリマアプリ「メルカリ」の市場を活かせます。商品やショップを多くのお客さまに認知してもらえる可能性が高いため、ECサイト構築後すぐに売上を伸ばすことも難しくありません。
固定費ゼロ!コストを抑えてECサイトを運営できる
メルカリShopsは、初期費用や月額料金といった固定費がかからないため、低コストで法人向けECサイトの構築ができます。
必要となるのは、商品が売れた際の販売手数料と、売上金を受け取る際の振込手数料(1回あたり200円)の2点のみです。
商品が売れるまでは一切のコストがかからないため、始めやすいのもメリットです。
「いいね!」や「フォロー」で販売機会を逃しにくい
メルカリShopsでは、気になる商品に「いいね!」を付けたり、また購入したいと思うショップをフォローすることができます。
ショップ側のメリットとしては、入荷やセール、新商品の販売時には、お客さまに通知が届く仕組みになっているため、販売機会を逃しにくいのがメリットです。
「いいね!」やフォローを獲得するためには、商品だけでなく満足のいくサービスの提供も追求しましょう。
「タイムセール機能」で集客力アップを狙える
メルカリShopsでは、販売中の商品をお得な割引価格で販売できるタイムセール機能が搭載されています。タイムセール機能では、開始日時と終了日時、値引き後の価格をショップ側で設定することが可能です。
セール期間中は、値引き後の価格だけでなく、割引率も分かりやすく表示されるため、一目でどれだけ安くなっているのかをアピールできます。
また「タイムセール商品一覧ページ」にも表示されるため、新規のお客さまに見つけてもらいやすくなります。
CSVを利用すれば商品数が多くても管理が楽にできる
メルカリShopsでは、商品情報と画像を登録したCSVファイルを利用すれば、最大1,000個までの商品を一括登録ができるため、商品登録にかかる手間をカットできます。
商品登録では、サイズや色などのバリエーション別に在庫の確認ができるのもメリットです。
スタッフアカウントで効率的に運用できる
法人向けECサイトの運営は、チームで行うという企業も多いでしょう。メルカリShopsなら、必要な数のスタッフアカウントを作成して、ひとつのショップを複数人で運営できます。
スタッフアカウントごとに管理画面にログインできるため、商品登録や発送ステータスの更新などの作業を同時に進められます。
スタッフアカウントをそれぞれの担当者に付与すれば、業務を手分けして行うことが可能です。
全国一律の独自配送サービスを利用できる
メルカリShopsでは、独自の配送サービスである「らくらくメルカリ便」と「クールメルカリ便」に対応しています。どちらも送料が全国一律になっていて、通常よりもお得な価格で利用できます。
送り先がどの都道府県であっても送料は変わらないため、送料のことを気にすることなく配送できるのが嬉しいポイントです。
さらに宛名書きや支払いが不要、補償・追跡サービス付きなので、あんしん・あんぜんにご利用いただけます。
「メルカリShops 学び場」などのサポートコンテンツが充実している
出店者向けのサポートコンテンツとして、よくある質問とその対処法をまとめたガイドや、ECサイト運営に役立つ情報を学べる「メルカリShops 学び場」を用意しています。ECサイトの開設や運営で困りごとが発生した際に確認することで問題解決が可能です。
「メルカリShops 学び場」では、売上アップのコツや便利な機能の活用方法なども学ぶことができます。ECサイトを成功させるためにも、ぜひチェックしてみてください。
メルカリShopsに出店してECサイトでの販売を始めよう


一般消費者向けのBtoC ECと、法人向けのBtoB ECでは、取引相手以外にも取引数や金額、購入フローなどが異なります。そのため、必要な機能を搭載して自社の使い方に合ったサービスを選ぶことが大切です。
法人向けのECサイトを構築するなら、低コストでかんたんに始められるメルカリShopsが最もおすすめです。
月間2,200万人以上が利用するフリマアプリ「メルカリ」の市場を活かした優れた集客力や販売機会を逃しにくい機能、集客力アップを狙える機能など、売れやすい環境が整っています。
また出店者に嬉しい機能も充実しているので、取引先が増えてもECサイト運営が楽にできます。
ぜひメルカリShopsで、法人向けのECサイトを開設してみてください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド


- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!


法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
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