国内大手のECモールのひとつである楽天市場。販路拡大のために楽天市場へ出店を検討しているものの、商品を販売する際にどのくらいの費用がかかるのか気になる方も少なくないでしょう。この記事では、販売手数料や出店料など楽天市場でかかる費用についてご紹介します。
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楽天市場の販売手数料はプラン・月間売上高によって適用料率が異なる
ネットショップ作成サービスでは、商品1点ごとに販売手数料がかかることが多いです。一方、楽天市場の場合、商品ごとではなく月間売上全体に対して販売手数料(システム手数料)がかかることになります。
がんばれ!プラン
がんばれ!プランを利用した場合の販売手数料をパソコン経由とモバイル経由に分けてご紹介します。
【パソコン経由】
がんばれ!プランでのパソコン経由の販売手数料は、2024年3月時点で3.5%から6.5%です。詳細は、以下の通りです。
月間売上額 | 販売手数料 |
---|---|
50万円まで | 6.5% |
100万円まで | 6% |
500万円まで | 5.5% |
1,000万円まで | 4.5% |
1,000万円以上 | 3.5% |
【モバイル経由】
がんばれ!プランでのモバイル経由の販売手数料は、2024年3月時点で4%から7%です。詳細は、以下の通りです。
月間売上額 | 販売手数料 |
---|---|
50万円まで | 7% |
100万円まで | 6.5% |
500万円まで | 6% |
1,000万円まで | 5% |
1,000万円以上 | 4% |
スタンダードプラン
スタンダードプランを利用した場合の販売手数料をパソコン経由とモバイル経由に分けてご紹介します。
【パソコン経由】
スタンダードプランでのパソコン経由の販売手数料は、2024年3月時点で2%から4%です。詳細は、以下の通りです。
平均バスケット単価 | 0円から7,000円 | 7,000円から1.5万円 | 1.5万円から2.5万円 | 2.5万円から3.5万円 | 3.5万円から5万円 | 5万円以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
100万円まで | 4% | 4% | 4% | 4% | 4% | 4% |
200万円まで | 3% | 3% | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% |
300万円まで | 3% | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% |
500万円まで | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% |
1,000万円まで | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% |
3,000万円まで | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% | 2% |
3,000万円以上 | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% | 2% | 2% |
【モバイル経由】
スタンダードプランでのモバイル経由の販売手数料は、2024年3月時点で2.5%から4.5%です。詳細は、以下の通りです。
平均バスケット単価 | 0円から7,000円 | 7,000円から1.5万円 | 1.5万円から2.5万円 | 2.5万円から3.5万円 | 3.5万円から5万円 | 5万円以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
100万円まで | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% |
200万円まで | 3.5% | 3.5% | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% |
300万円まで | 3.5% | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% |
500万円まで | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% |
1,000万円まで | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% |
3,000万円まで | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% | 2.5% |
3,000万円以上 | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% | 2.5% | 2.5% |
メガショッププラン
メガショッププランを利用した場合の販売手数料をパソコン経由とモバイル経由に分けてご紹介します。
【パソコン経由】
メガショッププランでのパソコン経由の販売手数料は、2024年3月時点で2%から4%です。詳細は、以下の通りです。
平均バスケット単価 | 0円から7,000円 | 7,000円から1.5万円 | 1.5万円から2.5万円 | 2.5万円から3.5万円 | 3.5万円から5万円 | 5万円以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
100万円まで | 4% | 4% | 4% | 4% | 4% | 4% |
200万円まで | 3% | 3% | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% |
300万円まで | 3% | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% |
500万円まで | 2.8% | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% |
1,000万円まで | 2.8% | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% |
3,000万円まで | 2.6% | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% | 2% |
3,000万円以上 | 2.4% | 2.4% | 2.2% | 2.2% | 2% | 2% |
【モバイル経由】
メガショッププランでのモバイル経由の販売手数料は、2024年3月時点で2.5%から4.5%です。詳細は、以下の通りです。
平均バスケット単価 | 0円から7,000円 | 7,000円から1.5万円 | 1.5万円から2.5万円 | 2.5万円から3.5万円 | 3.5万円から5万円 | 5万円以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
100万円まで | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% | 4.5% |
200万円まで | 3.5% | 3.5% | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% |
300万円まで | 3.5% | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% |
500万円まで | 3.3% | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% |
1,000万円まで | 3.3% | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% |
3,000万円まで | 3.1% | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% | 2.5% |
3,000万円以上 | 2.9% | 2.9% | 2.7% | 2.7% | 2.5% | 2.5% |
楽天市場の販売手数料で注意すべきポイント
楽天市場の販売手数料で注意すべきポイントは、以下の2つです。
- パソコン経由とモバイル経由で料率が異なる
- がんばれ!プランとスタンダード・メガショッププランでは計算方法が異なる
パソコン経由とモバイル経由で料率が異なる
楽天市場の販売手数料は、パソコン経由とモバイル経由で料率が異なり、すべてのプラン・売上高において、モバイル経由の方が0.5%高くなっています。
販売手数料の計算をする際に、パソコン経由とモバイル経由で分けて計算する必要があるので注意が必要です。
がんばれ!プランとスタンダード・メガショッププランでは計算方法が異なる
がんばれ!プランの場合、単純に月間売上高に対しての販売手数料がかかります。一方、スタンダード・メガショッププランの場合、月間売上高だけでなく平均バスケット単価も関わってきます。
平均バスケット単価とは、月間販売額と月間販売件数を割った平均額のことです。
例えば平均バスケット単価が30,000円で月間売上が500万円(パソコン経由250万円、モバイル経由が250万円)だった場合の販売手数料は、以下のような計算になります。
【がんばれ!プランの場合】
- パソコン経由:月間売上高250万円
50万円×6.5%(50万円まで)+50万円×6%(100万円まで)+150万円×5.5%(500万円まで)=32,500円+30,000円+82,500円=145,000円
- モバイル経由:月間売上高250万円
50万円×7%(50万円まで)+50万円×6.5%(100万円まで)+150万円×6%(500万円まで)=35,000円+32,500円+90,000円=157,500円
- 販売手数料の合計
145,000円+157,500円=302,500円
【スタンダードプラン・メガショッププランの場合】
- パソコン経由:月間売上高250万円
100万円×4%(100万円まで)+100万円×2.8%(200万円まで)+50万円×2.6%(300万円まで)=40,000円+28,000円+13,000円=81,000円
- モバイル経由:月間売上高250万円
100万円×4.5%(100万円まで)+100万円×3.3%(200万円まで)+50万円×3.1%(300万円まで)=45,000円+33,000円+15,500円=93,500円
- 販売手数料の合計
81,000円+93,500円=174,500円
平均バスケット単価によって料率が変わる
スタンダードプランとメガショッププランでは、平均バスケット単価が異なる点にも注意が必要です。平均バスケット単価が高くなるほど、販売手数料の適用料率が低くなる仕組みになっています。
平均バスケット単価は、月間の販売額から販売件数を割ったものなので、客単価が高くなるほど販売手数料が下がります。
合計額ではなく課金対象額ごとに異なる料率で計算される
楽天市場の販売手数料は月間の売上合計ではなく、課金対象額ごとに異なる料率が適用されます。そのため、計算が少し複雑になる点には注意しましょう。
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