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メルカリで大きい荷物を梱包する方法 | ダンボールがない時の代用アイデアまで解説

ぬいぐるみや家電など、メルカリで大きい商品を出品するとき「大きい商品の梱包方法がわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?そこでこの記事では、メルカリで大きい商品を梱包する方法や準備するもの、注意点、送料を抑えるコツなどをお伝えします。
目次
大きい商品を梱包するときに必要なもの


メルカリで商品が売れたら梱包してから発送になりますが、商品を梱包する際に必要なものは、以下の通りです。
- ハサミ
- セロテープやガムテープ
- ビニール袋やポリ袋
- 新聞紙
- 白い発泡シート、エアクッションなどの緩衝材
- 紙袋or厚手の不透明な袋、または段ボール
大きい商品とはいっても種類はさまざまなので、アイテムによって梱包方法は異なりますが、基本的には、上記のような資材があれば梱包できます。
大きいものを梱包する際は、家具や家電など壊れやすいものが多いので、プチプチなどの緩衝材でしっかり包んでから、ダンボールなどに入れるのがポイントです。
大きいぬいぐるみを送るときは、水濡れや汚れを防ぐために、ビニール袋やポリ袋に入れてからダンボールに入れるようにします。
ビニールやポリ袋などの袋や衝撃材は、100均でも購入できます。ダンボールや箱は再利用でも構いませんが、あまりに汚いとクレームになる恐れもあるため、できるだけキレイなものを選ぶようにしてください。
梱包資材はどこで手に入れる?100均やホームセンターの活用術
大きい商品の梱包には、プチプチやダンボールなど何かと資材が必要になります。「どこで揃えればいいの?」という方のために、梱包資材が手に入る場所と、そこで購入できるおすすめのアイテムをご紹介します。
手軽に揃えるなら「100円ショップ」
ほとんどの基本的な梱包資材は、ダイソー、セリア、キャンドゥといった100円ショップで揃えることができます。少量から購入できるので、たまにしか梱包しないという方にもぴったりです。
【100均で手に入る主な梱包資材】
- プチプチ(エアキャップ、気泡緩衝材):小物用からある程度の大きさまで、サイズも様々です。
- OPP袋・ビニール袋:商品の水濡れ防止に必須。サイズ展開も豊富です。
- ガムテープ、OPPテープ:梱包の必需品。透明なものを選ぶと見栄えが良くなります。
- カッター、ハサミ:ダンボールの加工やサイズ調整に。
- 緩衝材シート:食器などを包む薄い発泡シート。小物の保護に使えます。
大きいサイズや専門的なものなら「ホームセンター」
100円ショップでは見つからないような大きいサイズの資材や、より丈夫なものが欲しい場合は、ホームセンターがおすすめです。
【ホームセンターで手に入る主な梱包資材】
- 大きいサイズのダンボール:様々なサイズの新品ダンボールが販売されています。引越し用の大きなものまで手に入ります。
- 巻きダンボール:シート状になっていて、自由にカットして使えるダンボールです。箱に入れにくい不定形の商品を包むのに非常に便利です。
- プチプチのロール:大きなロール状で販売されているため、たくさん使いたい場合にコストパフォーマンスが良いです。
- ストレッチフィルム:荷崩れ防止に使うラップ状のフィルム。複数の商品をまとめたり、防水性を高めたりするのに役立ちます。
無料で手に入れる方法も
梱包コストを少しでも抑えたい場合は、お店で無料提供されているダンボールを活用するのも一つの手です。
- スーパーマーケットやドラッグストア:商品を搬入した後の空きダンボールを「ご自由にお持ちください」コーナーに置いている店舗が多くあります。
- 家電量販店:丈夫で綺麗なダンボールが見つかる可能性があります。店員さんに声をかけて、もらえるか確認してみましょう。
ポイント:
無料のダンボールを使う際は、汚れや破損がないか、清潔なものを選ぶのがマナーです。また、スーパーのロゴなどが気になる場合は、ダンボールを裏返して組み立てると無地の箱として使えます。
ちょうどいいサイズのダンボールがない時の対処法


大きい商品を梱包するときに最も困るのが、「商品に合うサイズのダンボールが見つからない」という問題です。しかし、わざわざ新しいダンボールを買いに行かなくても、身の回りにあるもので代用したり、工夫したりすることで解決できます。
対処法1:ダンボールを組み合わせてリサイズする
手元にあるダンボールが小さい場合は、2つ以上のダンボールを組み合わせて商品にぴったりの箱を自作する方法があります。加工は少し手間がかかりますが、緩衝材をたくさん詰める必要がなくなり、送料を抑えることにも繋がります。
- 同じ大きさのダンボールを2つ用意します。
- 片方のダンボールに商品を入れ、もう片方のダンボールの側面をカッターで切り開いて、商品の上からフタをするように被せます。
- 商品に合わせてサイズを調整し、組み合わせた境目の部分をガムテープで複数回しっかりと巻いて固定すれば完成です。
ポイント:
つなぎ目は強度を高めるため、布製のガムテープで縦・横・斜めと多方面から補強するのがおすすめです。
対処法2:巻きダンボールやプチプチで直接包む
商品にぴったりの箱がない場合、ダンボールで「箱」を作るのではなく、商品自体を「包む」という方法も有効です。
巻きダンボール(片面ダンボール)は、片面が波状になっており、自由に折り曲げられるシート状の梱包材です。ポスターやラケット、薄型の家電など、箱に入れにくい不定形の商品も形に合わせてぴったりと梱包できます。ホームセンターなどで購入可能です。
また、ぬいぐるみやクッション、衣類といった壊れにくいものであれば、商品をビニール袋で水濡れ対策をした後、全体をプチプチ(エアキャップ)で2〜3重にしっかりと包むだけでも発送できます。ただし、配送中に破れてしまうリスクも考慮し、外側をさらに丈夫な紙袋やビニール袋で覆うとより安心です。
対処法3:丈夫な紙袋やビニール袋を活用する
アパレルショップでもらうような大きいサイズの紙袋や、布団を収納するようなビニール製の袋も、壊れ物でなければ梱包資材として活用できます。
紙袋やビニール袋で梱包する際は、配送中に破れないようにできるだけ厚手で丈夫なものを選びましょう。中身が透けてしまう場合は、商品を紙で包んだり、袋を二重にしたりする配慮が必要です。袋で梱包する場合も、輸送中の衝撃を考慮し、商品をプチプチで一巻きしておくと購入者に丁寧な印象を与えられます。
【商品別】大きい荷物の梱包方法・具体例
大きい荷物と一口に言っても、ぬいぐるみのように柔らかいものから、家電のように精密なものまで様々です。ここでは代表的な商品を例に、具体的な梱包方法を解説します。
大きいぬいぐるみの梱包方法


大きいぬいぐるみは、水濡れと汚れを防ぐことが最も重要です。また、サイズが大きくなりがちなので、できるだけコンパクトにまとめるのが送料を抑えるポイントです。
【必要なもの】
- プチプチ(エアキャップ)
- 大きいビニール袋(水濡れ防止用)
- ダンボール、または厚手の紙袋/ビニール袋
- テープ
【梱包手順】
- まず、ぬいぐるみをビニール袋に入れ、空気を抜きながら口をテープでしっかり閉じます。これで配送中の雨などによる水濡れを防ぎます。
- (ポイント)圧縮しても問題ない素材のぬいぐるみの場合は、圧縮袋を使うと送料を抑えられます。ただし、型崩れやシワのリスクがあるため、商品説明に「圧縮して発送します」と明記し、必ず購入者の了承を得ておきましょう。
- ビニール袋に入れたぬいぐるみをダンボール箱に入れます。ダンボールがない場合は、プチプチで全体を包んだ後、中身が透けない厚手の紙袋やビニール袋に入れてもOKです。
- ダンボールや袋の中で商品が動かないよう、隙間があれば丸めた新聞紙や緩衝材を詰めます。
- 最後にテープでしっかりと封をすれば完成です。
テレビ・PCモニターの梱包方法


テレビやPCモニターなどの家電は、画面の保護が最優先事項です。衝撃に非常に弱いため、緩衝材を多めに使って厳重に梱包しましょう。
【必要なもの】
- プチプチ(エアキャップ)
- 画面保護用のダンボールシート(商品画面より少し大きいサイズ)
- ビニール袋
- コード類をまとめる結束バンドやテープ
- ダンボール
- 新聞紙などの緩衝材
- テープ
【梱包手順】
- リモコンやコード、スタンドなどの付属品を取り外し、それぞれをプチプチで包んでからビニール袋にまとめます。
- テレビ本体の画面を保護するため、画面のサイズに合わせてカットしたダンボールを当て、テープで固定します。
- 本体全体をプチプチで包みます。特に角やスタンドの接続部分など、突起している箇所は念入りに保護しましょう。
- 商品をダンボールに入れます。購入時の箱があればベストですが、なければサイズに合ったダンボールを用意します。
- ダンボールの底に緩衝材を敷き、テレビ本体を入れます。本体とダンボールの隙間には、丸めた新聞紙やプチプチを詰めて、中で全く動かない状態にします。付属品も隙間に入れて固定します。
- 最後にしっかりと封をし、「われもの注意」「精密機器」などのシールを貼っておくとより丁寧です。
大きいおもちゃの梱包方法
大きいおもちゃは、元の箱があるかないかで梱包方法が変わります。また、細かいパーツがある場合は、配送中に紛失しないように工夫が必要です。
【必要なもの】
- プチプチ(エアキャップ)
- ビニール袋(パーツや全体を包む用)
- ダンボール、または厚手の紙袋
- テープ
【元の箱がある場合】
- おもちゃ本体やパーツをビニール袋に入れ、元の箱に戻します。箱の中で商品が動く場合は、プチプチなどを詰めて固定します。
- 元の箱自体をプチプチで包みます。箱も商品の一部と考える購入者が多いため、箱に直接伝票を貼るのは避けましょう。
- プチプチで包んだ箱を、さらに一回り大きいダンボールに入れるか、丈夫な紙袋に入れて発送します。
【元の箱がない場合】
- 細かいパーツはまとめてビニール袋に入れ、テープで本体に貼り付けるなどして紛失を防ぎます。
- おもちゃ全体をプチプチで丁寧に包みます。特に壊れやすい部分や突起部分は厚めに保護しましょう。
- 商品をダンボール箱に入れるか、丈夫な紙袋に入れて梱包します。隙間ができないように緩衝材を詰めるのがポイントです。
カバン・バッグの梱包方法
カバンやバッグは、配送中の型崩れを防ぐことが大切です。持ち手や金具部分の保護も忘れずに行いましょう。
【必要なもの】
- プチプチ(エアキャップ)
- ビニール袋(水濡れ防止用)
- 型崩れ防止用の詰め物(丸めた新聞紙、あんこ紙など)
- ダンボール、または厚手の紙袋
- テープ
【梱包手順】
- バッグの中に、丸めた新聞紙やあんこ紙などを詰めて形を整えます。新聞紙を使う場合は、インクが内側に色移りしないよう、ビニール袋に入れてから詰めると安心です。
- 持ち手やショルダーベルト、金属のチャームなどは、プチプチで個別に包んで保護します。
- バッグ全体をビニール袋に入れ、水濡れ対策をします。
- 最後に、商品をダンボール箱に入れるか、プチプチで全体を包んでから丈夫な紙袋に入れて梱包します。
梱包する際の注意点


前述の通り、壊れやすい商品は、運搬中の衝撃から守るためにプチプチなどの緩衝材を使用してしっかり保護しておきます。
また商品のサイズに合ったダンボールや箱を選ぶことも大切なポイントです。
隙間を作ってしまうと配送中に動いて壊れてしまったり、形崩れを起こしてしまう可能性があるため、箱・袋どちらを使用する場合も、丸めた新聞紙やプチプチを詰めて隙間を埋めてから封をしてください。
送料を抑える梱包のコツとおすすめの発送方法
大きい商品は、サイズや重さに比例して送料も高くなる傾向があります。しかし、梱包の工夫と適切な発送方法の選択で、送料を賢く抑えることが可能です。ここでは、その具体的な方法を解説します。
送料を安くする3つの梱包テクニック
メルカリの送料は、荷物の「サイズ(縦・横・高さの合計)」と「重さ」で決まります。つまり、梱包後の状態を「できるだけ小さく、軽く」することが送料節約の基本です。
- ジャストサイズを心がける
商品に対して大きすぎるダンボールを使うと、送料が高くなるだけでなく、中で商品が動いて破損する原因にもなります。手持ちのダンボールを加工してリサイズしたり、巻きダンボールを活用したりして、商品の大きさに合った梱包を目指しましょう。 - 軽量な梱包材を選ぶ
緩衝材として新聞紙を大量に詰めると、意外と重さが出てしまうことがあります。プチプチ(エアキャップ)などの軽量な緩衝材を効果的に使い、過剰な梱包は避けましょう。 - 「袋」梱包も活用する
ぬいぐるみや衣類など、壊れにくい商品であれば、ダンボールではなく丈夫な紙袋やビニール袋で梱包するのも有効です。ダンボールに比べて軽量で、コンパクトにまとめやすいメリットがあります。
サイズ別・大きい荷物におすすめの発送方法
梱包が完了したら、次は発送方法を選びます。メルカリでは、匿名配送に対応したお得な配送サービスが利用できます。大きい商品の発送には、主に以下の3つのサービスがおすすめです。
中〜大型サイズ(60〜170サイズ)
このサイズ帯は、「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」が利用できます。どちらも全国一律送料で安心です。サイズや発送場所の利便性で選びましょう。
サービス名 | 対応サイズ | 重さ | 送料(120サイズの場合) | 主な発送場所 |
---|---|---|---|---|
らくらくメルカリ便 | 60〜200サイズ | 〜30kg | ¥1,200 | セブン-イレブン、ファミリーマート、ヤマト営業所、PUDO |
ゆうゆうメルカリ便 | 60〜170サイズ | 〜25kg | ¥1,200 | 郵便局、ローソン |
ポイント:
- 120〜160サイズでは両者の送料は同じです(2025年7月現在)。お近くのコンビニや営業所など、利用しやすい発送場所で選びましょう。
- 100サイズでは「らくらくメルカリ便(1,050円)」の方が「ゆうゆうメルカリ便(1,070円)」より少しだけ安くなります。(2025年7月現在)
- 170サイズを超える荷物は、「らくらくメルカリ便」の180サイズ・200サイズか、後述の「梱包・発送たのメル便」を利用します。
特大サイズ(80〜450サイズ)
3辺の合計が170cmを超える家具や家電、ベビーカーなどの特大サイズの商品は、「梱包・発送たのメル便」がおすすめです。
【梱包・発送たのメル便のメリット】
- 梱包も発送もおまかせ:
ヤマト運輸のドライバーが自宅に来て、商品の梱包から搬出まで全て代行してくれます。 - 全国一律送料:
送り先がどこであっても送料は変わりません。 - 匿名配送・あんしん配送サポート:
お互いの住所を知らせることなく、万が一の際の補償もついて安心です。
「大きすぎて自分では梱包できない」「重くて運べない」といった悩みをすべて解決してくれる便利なサービスです。送料はサイズ別に設定されており、商品価格に送料を含めて出品します。
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メルカリで売れた大きい商品を梱包する場合は、壊れないようにプチプチなどの緩衝材を使ったり、商品が箱の中で動いて壊れたり形崩れを起こしてしまう可能性もあるため、丸めた新聞紙やプチプチを詰めて隙間を埋めてから封をするようにしましょう。
また、少しでも送料を安く抑えたいときは、できるだけ荷物を軽くコンパクトにすることが大切です。「紙袋や不透明な袋を使う」「なるべく隙間を作らない」というポイントを押さえておきましょう。