メルカリの取引で、本名を登録するのはちょっと不安…という方も多いでしょう。今回は、メルカリを本名以外で登録しても良いのかについて深堀りして解説します。ぜひ参考にしてください。
メルカリの登録は偽名やニックネームNG!
結論から言うと、メルカリの本人情報登録では偽名やニックネームの使用は禁止されています。
もちろん、住所や生年月日を偽ることも禁止されています。その理由は主に「利用者のあんしん・あんぜんな取引のため」です。
本人情報の登録及びアカウント情報については、メルカリ利用規約の第4条やメルカリガイド「本人情報の登録について」にも記載されています。
メルカリは本人情報を登録せずに出品商品を閲覧することは可能ですが、自身が出品するときや購入取引をする際には、必ず本人情報を登録しなくてはいけないので覚えておきましょう。
登録には本人確認書類が必要
メルカリでは、2020年9月より本人確認を強化しています。個人情報を登録するのは不安……という方も、悪意のある第三者から財産を守るため、あんしん・あんぜんな取引のためにも、情報は正しく登録しておきましょう。
本人情報の登録は、「アプリでかんたん本人確認」が済んでいないすべての利用者が対象です。
アプリでかんたん本人登録は、アプリを通して本人情報を提出する仕組みになっているので、書類を郵送する必要がありません。
アプリでかんたん本人登録では、公的な本人確認書類が必要になるので手元に準備しておきましょう。使用できる本人確認書類は以下の4つです。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード
本人確認書類は顔写真付きに限られており、学生証や通知カードは使用できません。また、パスポートであっても2002年2月以降発行の新デザインは利用できないので、注意しましょう。
もし本名以外で登録したらどうなる?
メルカリの登録を進めるときに、もしも本名以外を入力したらどうなるのでしょうか。メルカリ利用規約の第4条にはこのように記載されています。
3.登録拒否
弊社は、ユーザー登録をされようとする方が以下各号のいずれかに該当する場合、ユーザー登録の申請を承認しないことがあります。
引用:https://www.mercari.com/jp/tos/
この3.登録拒否の中に「(3)登録内容に正確ではない情報又は虚偽の情報が含まれている場合」という項目がるように、本名以外で本人情報登録をしてそれが発覚すれば登録は拒否されてしまします。
さらに、登録が拒否され不承認となれば、支払い用銀行口座の登録も振込申請もできなくなり、メルカリでの取引ができなくなります。
なお、過去に誤った情報で登録してしまった場合や、婚姻や転居などの理由で本名や現住所が変わった場合は、変更手続きによって登録内容を新しくすることができます。
一度登録した個人情報を変更するときは新たに本人確認書類の提出が必要になるので、早めに必要書類を準備して、変更手続きを行ってください。
個人情報流出が心配……対策は?
あんしん・あんぜんな取引のために必要とはいえ、やはり個人情報の流出が心配……という方も多いでしょう。そんな方も安心してください。メルカリでは、個人情報流出を防ぐために以下のような対策ができます。
登録後にニックネームを付けよう
メルカリの本人情報登録では本名の記入が必須とお伝えしましたが、その本名は全体に公開されません。なぜなら、メルカリはニックネームを登録できるからです。
ニックネームは会員登録のときに設定できます。 ニックネームは20文字以内なら基本なんでもOKなので、本名以外を登録してみましょう。
購入者に本名を名乗る必要はなし
見ず知らずの相手とインターネット上で交渉やメッセージのやりとりを行うとき、本名を伝えなくてはいけないケースもあります。
しかし、メルカリではニックネームを使って匿名でやり取りができるので、交渉の段階で購入者に本名をわざわざ名乗る必要はありません。
匿名発送も可能!
取引成立後、出品者が商品を配送する場合は、通常、本名や現住所を記入して発送しなくてはいけません。しかし、以下のサービスを使えば匿名で発送することが可能です。
らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便とは、宛名書き不要、全国どこでも一律の送料など、簡単でお得に使える配送サービスです。配送できる商品サイズも幅広く、配達状況がいつ・どこにいても確認できるのも魅力です。
そんならくらくメルカリ便のサービスに、匿名配送があります。このサービスを利用すれば、出品者だけでなく購入者も個人情報を開示する必要はありません。
ただし、取引が成立した後にらくらくメルカリ便へ変えても、匿名配送にはならないので注意してください。
ゆうゆうメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便も宛名書き不要、全国送料一律のサービスです。らくらくメルカリ便よりも配送可能なサイズの種類が多く、受け取りも自宅以外を選ぶことができます。
ゆうゆうメルカリ便も匿名発送を選べば、お互いに住所や本名を伝えなくてOKです。
しかし、こちらもらくらくメルカリ便と同様、購入手続き完了後に変更しても匿名発送にはなりません。匿名発送をしたい場合は、どちらも購入手続き前に変更しましょう。
お届け先情報は取引中のみしか公開されないので安心
らくらくメルカリ便、またはゆうゆうメルカリ便以外の配送方法を選択した場合、商品の代金を支払った後の取引画面上に購入者の本名や住所が表示されます。これは出品者が配送手続きを行うため、という理由によるものです。
取引画面上に購入者の本名や住所が表示されるのは取引中のみで、購入者が商品を受け取って評価を記入すれば表示は消えます。
個人情報が表示されるのは少し不安になるかもしれませんが、ずっと表示されるものではないので安心してください。
メルカリの登録は本名で!不安な方は対策をしよう
今回はメルカリの本名登録についてや個人情報を守る対策についてご紹介しました。
本名や現住所を登録するのは不安という方も、利用者全員があんしん・あんぜんに取引を行うために、情報は正しく登録しておかなければいけません。
本名を公表するのが不安な方は、ニックネームを本名以外にしたり、匿名配送設定にすることで、売り手、買い手ともに匿名での取引も可能です。
この記事を参考に、ぜひ安心・安全にメルカリをお楽しみください。