ネット通販ではさまざまなジャンルの商品を販売することができますが、なかには販売に許可や資格が必要なものがあります。これらは法律で定められているので、販売前にきちんと理解した上で、法律に則って正しく販売しなければいけません。この記事では、ネット販売に必要な許可や資格、ネット販売に必須の特定商取引法についてご紹介します。

メルカリShopsなら幅広いジャンルの商品を販売できる！

フリマアプリ「メルカリ」上に自分のショップを開設できるメルカリShopsなら、さまざまな商品を数多くのお客さまの目にふれる形で販売することができます。これからネット上で商品を販売していきたいと考えているなら、メルカリShopsを利用するのがおすすめです。

メルカリShopsなら商品の販売を開始すると、フリマアプリ「メルカリ」上に表示されるため、自分でいちから集客をしなくても、売上を伸ばせる可能性が大きく期待できます。

またメルカリShopsは、初期費用や月額費用の固定費が無料なので、コストが抑えられるのもメリットです。商品が売れるまでは一切の費用がかからないので、今すぐにでもネットショップ運営を開始できます。

ネット販売する際に必要な許可や資格

ネット販売する際に許可や資格が必要な主な商品には、以下の7つがあります。

• 食品
• 健康食品
• 酒類
• 化粧品
• 医薬品
• 中古品
• 輸入品

それぞれどのような許可や資格が必要なのかを見ていきましょう。

食品

許可	食品衛生法に基づく営業許可
資格	食品衛生責任者

製造・調理・加工を伴う食品の販売と、温度管理などが必要な食品を販売する場合には「食品衛生法に基づく営業許可」が必要です。常温で保存しても問題のない包装食品のみを販売する場合は、特に営業許可は必要ありません。

加工食品など自社で作った食品を販売する際には、「食品衛生責任者」という資格が必要です。食品衛生責任者とは、店での食品の衛生上の管理の責任を担う人です。

「食品衛生法に基づく営業許可」の届出をする際に、食品衛生責任者を1名以上の設置が義務付けられています。加工食品を販売する場合は、営業許可とセットで「食品衛生責任者」が必要なのだと覚えておきましょう。

出典：厚生労働省｜営業規制（営業許可、営業届出）に関する情報
出典：厚生労働省｜食品衛生管理者

健康食品

許可	食品衛生法に基づく営業許可
資格	食品衛生責任者

ネット販売で健康食品を販売する際に必要な許可や資格は、基本的に食品と同じです。

ただし、食品と違って、表示の仕方には注意しなければいけません。健康食品を販売する際に、医薬品のように効果や効能があるというような表示は薬機法で禁止されています。健康食品を取り扱う場合は、薬機法について理解した上で違反しないように気を付けてください。

出典：消費者庁｜健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について

酒類

許可	–
資格	通信販売酒類小売業免許

酒類の販売に関する免許のうち、ネット販売で必要な許可は「通信販売酒類小売業免許」です。「通信販売酒類小売業免許」は、酒税法によって定められた酒類の通信販売に対する許可で、インターネットを活用して販売するためにはかならず免許が必要になります。

免許を取得して酒類を販売する際、義務や責任を負う必要があることも覚えておきましょう。酒類販売管理者の選任や研修受講、未成年飲酒を防止するための表示などに注意が必要です。

出典：税務署｜通信販売酒類小売業免申請の手引

化粧品

許可	化粧品製造業許可化粧品製造販売業許可
資格	–

化粧品を販売するためには、販売する商品によって必要な許可が異なります。例えば、国内メーカーの化粧品を仕入れて販売する場合は特に許可は必要ありません。

海外で販売されている化粧品を仕入れて販売する場合や、化粧品を自社で製造して販売する場合は、「化粧品製造業許可」または「化粧品製造販売業許可」が必要です。

化粧品を販売する際も、健康食品と同様に薬機法に注意しましょう。

出典：化粧品製造(輸入販売)業の許可申請等について

医薬品

許可	特定販売
資格	薬剤師登録販売者

医薬品をネット販売できるのは、実店舗を持つ薬局や薬店のみです。ネットのみで医薬品を販売することは禁止されています。

薬局や薬店がネット販売を始める際は、事前に保健所に「販売する医薬品の区分」を追加するための届け出が必要になります。

またネット販売でも、医薬品は実店舗と同じく薬剤師または登録販売者の資格がない場合、販売することはできません。

出典：厚生労働省｜一般用医薬品のインターネット販売について

中古品

許可	古物商許可
資格	–

中古品をネット通販で販売する場合は、「古物商許可」の取得が必要です。「古物商許可」とは、仕入れた中古品を販売する事業を行う際に必要な許可のこと。

「古物商許可」は、美術品や骨董品以外にも、衣類や時計、家電、書類など、中古品を仕入れて販売する場合はすべての商品で必要になります。

「古物商許可」の申請は、所轄の警察署・防犯係で行います。

出典：警視庁｜古物商許可申請

輸入品

輸入品を仕入れてネットで販売する場合は、基本的に国内の商品を仕入れて販売する際と同じです。ただし、衛生面や感染症予防のために、さまざまな制限が設けられている点には注意が必要です。

さらに関税の支払いや輸入に伴う手続きや、届出をしなければいけない商品、輸入禁止・制限されている商品があったりするケースもあります。

輸入品を仕入れる場合は注意すべき点が多いため、分からないことは税関などに問い合わせて確認するようにしましょう。

販売する際の表示の決まり

ネット販売だけではありませんが、商品を販売する際に、実際より良く見せる表示や誤解するおそれのある表示を行うことは、「景品表示法」で禁止されています。

「景品表示法」については、下記の消費者庁のホームページで確認してください。

消費者庁｜景品表示法

また商品によっては、それぞれ表示の義務付けや規制がされているものもあります。

• 食品：名称、アレルゲン、保存の方法、消費期限、原材料、添加物、栄養成分の量及び熱量、 原産地その他食品関連事業者等が表示すべき事項

出典：消費者庁｜食品表示表の概要

• 健康食品、化粧品：景品表示法及び健康増進法の基本的な考え方

出典：消費庁｜健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について 

• 酒類：名称、製造場の所在地、内容量、酒類の品目、アルコール分、税率適用区分、発泡性を有する旨の表示

出典：国税庁｜【酒類の表示方法チェックシート】

• 洋服などの繊維製品：混用率の表示や混用率の許容範囲、特殊な表示、家庭洗濯等取扱方法、はっ水性、表示者名及び連絡先など

出典：消費者庁｜繊維製品の表示について

• 中古品：ショップ詳細情報などに許可を受けている公安委員会の名称・許可番号・許可を受けている方の氏名の提示が必要

出典：メルカリShops｜中古品（古物）を販売する時の注意事項を教えてください

ネットで商品を販売するための法律（特定商取引法）

ネットで商品を販売するための法律としては、「特定商取引法」があります。特定商取引法では、ネット販売の事業者に対して、ショップ情報や商品に関する情報などの表示が定められています。

特定商取引法に基づく表記

特定商取引法に基づく表記では、お客さまが安心してネット上で買い物ができるように、事業者に対してルールが定められています。

特定商取引法で表示しないといけない内容には、以下のようなものがあります。

• 販売価格・送料
• 代金の支払い時期・支払い方法
• 商品の引渡時期
• 返品特約に関する事項
• 事業者の名称または氏名・住所・電話番号
• 販売価格・送料などを除いて負担すべき内容や金銭がある場合はその内容
• 販売数量や販売条件に制限がある場合はその内容　など

参考：特定商取引法ガイド

これらの情報を表示させる位置は、特に定められていません。専用ページを作ってサイトのトップページなどの分かりやすい部分に表示させて、いつでもアクセスできるようにしておくと良いでしょう。

なお、個人でネット販売を行う方のなかには、住所や電話番号といった個人情報をインターネット上に公開することに抵抗があるかもしれません。

メルカリShopsなら、個人・個人事業主の方に限り、住所と電話番号を非公開に設定できます。非公開にすると、メルカリShopsの運営者である株式会社ソウゾウの情報が公開されます。

メルカリShopsでネット販売するのがおすすめの理由

メルカリShopsには、ショップ運営者にとって嬉しいメリットが数多くあります。

ここでは、嬉しいメリットのなかでも特におすすめしたいポイントをいくつかご紹介します。

月間2,000万人以上のフリマアプリ「メルカリ」にショップを開設できるので集客に強い

メルカリShopsは、日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」上にネットショップを開設できるサービスです。月間2,000万人以上のお客さまが利用する大きな市場なので、集客力に優れています。

集客をしなくてもフリマアプリ「メルカリ」でお買い物を楽しむ数多くのお客さまに商品をアピールできるため、初心者でも売上を大きく伸ばすチャンスを秘めています。

スマホひとつでかんたんにネットショップを開設・運営できる

メルカリShopsでは、普段お使いのスマホからネットショップの開設・運営ができます。

操作はすべて直感的に行えるため、これまでフリマアプリ「メルカリ」を使ったことがないという方でもあんしんです。

ネットショップ開設前の審査申し込みも必要な情報を入力するだけで、10分から15分程度で完了します。

メルカリShopsのショップ開設の申し込みの流れは、以下の通りです。

1. 個人 / 個人事業主 / 法人を選ぶ
2. 販売する商品の情報を設定する
3. 各規約に同意する
4. 事業者の情報を入力する
5. ショップの情報を入力する
6. 銀行口座情報を入力する

まずは「ショップ開設申し込み」から、出店審査に申し込みしましょう。メルカリShopsの開設申し込みについては以下のガイドをご確認ください↓

💡：開設申し込みについて

初期費用と固定費不要！低コストでネットショップ運営ができる

メルカリShopsは、初期費用と月額利用料が無料なので、固定コストを抑えてネットショップを運営することができます。手数料として、商品が売れたときに発生する販売手数料と、売上金を銀行口座に振り込むときに発生する振込手数料の2種類のみがかかります。

商品が売れるまでは固定費を気にすることなく、自分のペースで商品を販売できるので、ネット販売がはじめての方にもおすすめです。

タイムセール機能や通知機能など売れやすい機能が充実している

メルカリShopsは、集客に強いだけでなく、商品が売れやすくするための機能や便利な機能が揃っています。

例えば、期間限定で販売中の商品を割引価格で販売できる「タイムセール機能」があります。タイムセール機能を設定することで、タイムセール商品一覧のページに掲載されたり、商品画面にタイムセールラベルが表示されるため、数多くのお客さまにかんたんにアピールできます。

またフォロワーのお客さまに向けて、割引クーポンが発行できる「ショップクーポン機能」も、リピーターを増やすのに効果的です。

タイムセール機能もショップクーポン機能も、ショップをフォローいただいているお客さまに自動でお知らせが届くので、フォロワーが増えれば売上を伸ばすことが期待できます。

Web版なら商品数が多くても登録・管理がスムーズに行える

メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」から商品の登録ができますが、アプリを通しての場合、一括での登録はできません。

複数の商品を一括で登録したいなら、Web版のメルカリShopsのご利用がおすすめです。Web版にあるCSVファイルを使えば、最大1,000商品まで一括登録をすることができます。商品数が多くなっても、登録や管理がスムーズに行えるのが嬉しいポイントです。

サイズ別一律料金の「らくらくメルカリ便」で配送コストを抑えられる

メルカリShopsでは、フリマアプリ「メルカリ」でも利用できる配送サービスの「らくらくメルカリ便」が使えます。「らくらくメルカリ便」では、ヤマト運輸が提供しているネコポスや宅急便をサイズ別で全国一律送料で送れます。

届け先の地域が日本全国どこであっても送料は変わらず、通常の送料よりも最大67%も安い料金設定になっているので、配送コストを抑えられるのが魅力です。

また送料以外にも、宛名書き・支払い不要、配送状況の確認可能、あんしん配送サポートつきなど、数多くのメリットがあります。

なおメルカリShopsでは、要冷蔵・要冷凍の商品が配送できる「クールメルカリ便」も利用できます。※クールメルカリ便での匿名配送はできません

「メルカリShops 学び場」で使い方やコツなどのノウハウが学べる

「メルカリShops 学び場」では、メルカリShopsの使い方やショップ運営の基本から売上を伸ばすためのコツなどを学べます。テキストと動画の2種類のコンテンツに分かりやすくまとめているため、自分のペースで学ぶことが可能です。

またメルカリShopsでリリースされる新機能などの新着情報も「メルカリShops 学び場」で公開しています。

ショップ運営に役立つ情報のコンテンツを用意しているので、ぜひチェックしてみてください。

メルカリShopsでネット販売を始めよう

この記事では、ネット販売する際に必要な許可や資格と表示の決まり、法律についてご紹介しました。ネットでの販売では、取り扱う商品によっては許可や資格を取得しなければ、販売することができないものがあります。

販売する商品が決まったら、あらかじめ許可が必要かを確認して、必要な場合は許可を申請したり資格を取得したりしましょう。

メルカリShopsでは、加工・製造した食品・化粧品や中古品、酒類などを販売する際に許可や資格が必要になります。

商品の販売ができるように準備できたら、集客に強いメルカリShopsでネット販売に挑戦してみてください。