ギターなどの楽器をメルカリで売りたいけれど、発送方法がわからずにお困りの方へ。今回は、メルカリで楽器を発送するにはどの配送方法を選んだら良いか、また傷つけない梱包方法についても解説します。
メルカリで楽器の発送方法はどれを選べば良い?注意点は?
ここからは、メルカリで楽器を送るときの発送方法や、それぞれの発送方法を使うときの注意点について解説していきます。
楽器の発送はなるべく補償を付けた方が良い
楽器は繊細なものなので、配送中の衝撃によって楽器の音に支障が出る恐れがあります。特に高額な楽器や、傷が目立ちやすい楽器は、配送時のトラブルに対して補償が付く発送方法を選ぶことをおすすめします。
メルカリの場合、「メルカリ便」を選べば配送トラブルに対する補償サービスが付いてきます。万一の事故があった場合、メルカリが適切に対応いたします。
メルカリ便にはその他にも、匿名配送や配送中の追跡サービスなど嬉しいメリットがたくさんあります。全国一律送料でお届け先の住所を気にしなくて良い点もポイントです。
以上の理由で、メルカリで楽器を発送するときは、メルカリ便がおすすめです。
楽器の発送に使える「メルカリ便」の種類
メルカリ便ではさまざまな配送方法を展開しています。その中でも、楽器の発送が可能なメルカリ便は「宅急便(らくらくメルカリ便)」と「ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)」の2つです。
・対応サイズ
160サイズ(3辺の合計が160cm)、25kgまで
・送料(全国一律送料)
1,200円(120サイズ)、1,450円(140サイズ)、1,700円(160サイズ)
「らくらくメルカリ便」はヤマト運輸とメルカリが連携した配送サービスです。ハードケースによる梱包が必須となります。
「梱包・発送たのメル便」で楽器は発送できません。
楽器は「梱包・発送たのメル便」の「取扱いできない商品」に該当します。そのため、らくらくメルカリ便の中では「宅急便」のみが楽器の発送に対応している配送方法となります。
・対応サイズ
170サイズ、25kgまで
・送料(全国一律送料)
770円(60サイズ)、870円(80サイズ)、1,070円(100サイズ)、1,200円(120サイズ)、1,450円(140サイズ)、1,700円(160サイズ)、1,900円(170サイズ)
「ゆうゆうメルカリ便」は日本郵便とメルカリが連携した配送サービスです。
ハードケースでの梱包は必須ではありませんが、楽器を衝撃から守る頑丈な梱包が必要です。
「メルカリ便」以外の楽器の発送方法
上記でご紹介した発送方法で対応外のサイズとなる楽器は、下記の発送方法で送ることが可能です。
なお、下記でご紹介する配送方法はメルカリ便ではないため、より頑丈な梱包を行ったり、各配送会社が提供している有料の補償プランを付けると良いでしょう。
・対応サイズ
200サイズ、30kgまで
・送料
お届け先の住所とサイズによって異なります。
ヤマト運輸の宅急便は、メルカリ便を使わなければ、もう少し大きなサイズの楽器まで発送可能です。
・対応サイズ
160サイズ、30kgまで
・送料
お届け先の住所とサイズによって異なります。
佐川急便が提供している配送サービスです。楽器の場合、ハードケースに入れたままの梱包は受け付けていないと明記してあります。ハードケースを守るように、上からさらに梱包をする必要があります。
・対応サイズ
260サイズ・50kgまで
・送料
お届け先の住所とサイズによって異なります。
こちらも佐川急便が提供している配送サービスですが、飛脚宅急便よりも大きいサイズに対応しています。飛脚宅急便と同じく、ハードケースをむきだしのまま発送はできません。
楽器を傷つけない梱包に必要なものは?
衝撃が音に影響する恐れのある楽器は、頑丈にしっかり梱包することが大切です。まずは頑丈な梱包のために必要なものをご紹介します。あらかじめ必要なものを準備しておき、慌てて発送しないで良いようにしておきましょう。
ハードケースがあるのが望ましい
楽器の発送にはハードケースを使うのが理想的です。
ソフトケースの場合でも緩衝材を多めに巻くなどして衝撃対策は行えますが、ハードケースの頑丈さと比較すると劣ることが多いでしょう。
配送時の衝撃対策のために、できるだけハードケースに入れて梱包していきましょう。
楽器の梱包に必要なもの一覧
楽器ケース以外に、梱包には以下のものが必要となります。
・段ボール
楽器ケースが入るように、ケースよりもひと回り大きいサイズの段ボールを準備しましょう。段ボールを使って梱包すると強度が増します。
・緩衝材
ホームセンターなどで入手できるエアクッションなどがおすすめです。楽器とケースの間に挟ませて使うので、小さくカットできるものが良いでしょう。
またケースと段ボールの間にも緩衝材を入れたいので、新聞紙や使わないタオルなども一緒に準備しておきます。
・ガムテープや養生テープ
緩衝材を入れた段ボールが簡単に開かないよう、粘着力のあるガムテープや養生テープを用意しておきましょう。マスキングテープなどは粘着力が弱いため、梱包用のテープには向いていません。
楽器の梱包手順・方法
ここからは楽器が傷つかない梱包の仕方を見ていきましょう。
楽器はあらかじめケースの中に入れた状態で梱包を始めていきます。
STEP1:楽器とケースの間に緩衝材を詰める
まずは楽器がケースの中で動かないように、楽器とケースの間に緩衝材を詰めていきます。きつく詰めるというよりは、ふんわり楽器がケース内にとどまるようなイメージで緩衝材を詰めます。きつく詰めすぎると、外の衝撃がそのまま楽器に伝わり、楽器に負担がかかる恐れがあります。
STEP2:ケースを緩衝材で包む
緩衝材を詰めたケースを閉じたら、ケース全体を緩衝材で包みましょう。
STEP3:段ボールに入れ、すき間に緩衝材を入れる
つぎは楽器ケースを段ボールに入れていきます。
楽器ケースを入れる前に、段ボールの底と楽器ケースが直接触れないように、段ボールの底に緩衝材を敷いておきましょう。緩衝材を敷いたら楽器ケースを入れます。
その後、段ボールの横や上からの衝撃にも耐えられるよう、楽器と段ボールの間にも緩衝材を入れていきましょう。やさしく丸めた新聞紙などがおすすめです。このときも、緩衝材をきつく詰めすぎると外からの衝撃が直接楽器に伝わる恐れがあるので、ふんわり包むように詰めていきましょう。
STEP4:しっかり封をして完成
緩衝材を入れ終わったら、段ボールの開封口にガムテープでしっかりと封をします。ガムテープが剥がれてしまうと、せっかくの梱包が台無しになるので、頑丈に留めておきましょう。
メルカリで安心して楽器を発送しよう
外からの衝撃に影響を受けやすい楽器は、配送時のトラブルに対して補償がある発送方法がおすすめです。メルカリでは「メルカリ便」を使うと補償サービスが付いてくるので、ぜひ活用してみましょう。
メルカリについてわからないことがある場合は、下記のメルカリガイドもご覧ください。