メルカリには、商品画面に「いいね!」が押せるボタンがあります。『いいね!ボタン』は、商品を購入したいと思ったときにユーザーが押すボタンですが、押された数は多くてもなかなか売れないこともあるのです。ではなぜ商品が売れないのか、その理由と売れるための改善策をご紹介します。
まずは「いいね!」機能を理解しよう
SNSではもはや定番の機能になった『いいね!ボタン』。メルカリでの『いいね!ボタン』には、買い手と出品者それぞれにメリットがあります。
まず、買い手にとっての『いいね!ボタン』のメリットは、気になる商品を後から見返すことができること。『いいね!ボタン』を押しておけば、「さっき見た商品はどれだったかな?」と再度探す手間が省けます。
サイドメニューにある「いいね!一覧」を押すと、『いいね!ボタン』を押した商品が一覧で確認できるので、自分が気になった商品を一気にチェックすることができるのです。
これによって、買い手は出品されている商品同士を簡単に比較することができます。
では出品者にとっての『いいね!ボタン』はというと、取引成立に繋げやすくできる、というメリットがあります。
具体的には以下の4つです。
- 『いいね!ボタン』が押された数で、どの商品が注目(人気)を集めているのかわかる
- 商品検索機能には「いいね!の多い順」があり、いいね!の数が多ければ、目にしてもらう機会が増える
- いいね!の数に応じて上位に表示されるようになる
- 商品を値下げした際や他のユーザーからコメントがついたときには、『いいね!ボタン』を押した人すべてに通知が行く
このように『いいね!ボタン』を上手く活用すれば、買い手はより良い商品を購入でき、出品者は取引成立に繋げやすくなると言えるでしょう。
いいね!はつくのに売れない理由とは
「いいね!」が多くつくということは、その商品が注目(人気)を集めているということです。しかし、「いいね!」はたくさんつくのに、なかなか取引に結びつかないこともあります。考えられる理由をご紹介しましょう。
プロフィール欄の内容が薄く、ユーザーが取引に不安を感じている
同じ商品を同じ価格で出品している人が複数いた場合、購入を検討しているユーザーが次に比較するのはプロフィール欄です。その理由は、取引を気持ち良く進めたいから。
取引の時間を割き、お金を出して商品を購入するわけですから、トラブルは避けたいものです。そのため、「この出品者となら気持ち良く取引できそう」と思う相手が選ばれやすくなります。
メルカリはプロフィール欄に何も書いてなくても取引はできますが、ユーザーに安心して取引検討してもらえるよう、記入をしておきましょう。
また、プロフィールを記載していたとしても、内容が薄くては相手の人柄が見えず、購入に結びつかない場合もあります。例えば、同じ商品を同じ価格で出品している人が二人いたとします。
- Aさん:●●です。よろしくお願いいたします。
- Bさん:メルカリ歴○年、出品も購入もしている主婦の●●です。おかげさまで成約数が100件突破しました。丁寧な対応を心がけていますのでよろしくお願いいたします。
この場合、より細かくプロフィールを記載しているBさんの方が選ばれやすくなります。Aさんのようにプロフィール欄の内容が薄いと、「この人と取引しても大丈夫かな?」と不安になるユーザーもいるためです。
安心して取引してもらうためにも、自分がどんな人物なのかプロフィール欄に詳しく記載しておくようにしましょう。
価格設定が商品に見合っていない
不要になった品でも売れるのならば、できるだけ利益が得られるようにしたいと思う人も多いでしょう。しかし、より多くの利益を得ようとして、商品に見合っていない価格設定をしてしまっている場合、なかなか売れません。
「いいね!」がたくさんついていていも売れない場合は、もう一度その商品の出品相場をメルカリで確認して、相場と同じぐらいになるように値段を下げてみましょう。
商品は良いが、購入に踏み切る決定打がない
「いいね!」を押しているユーザーの意図には、気になった商品があった場合でも即決購入はせず、商品を比較検討したり動向をみたいという背景があります。
つまり「今すぐ購入したい!」と思うには、何かが足りないのです。
よって、迷っているユーザーに購入に踏み切ってもらうために、決定打になる魅力を作るようにしましょう。
具体的にはセット売りやおトクさのアピールなどが、魅力にになりやすいです。
いいね!がついている商品を購入してもらうための改善方法
ここでは、いいね!がついている商品を購入してもらうためにできる改善方法をご紹介します。
説明文をより分かりやすく、より魅力的になるよう書き直す
例えば同じ商品で「2年前に購入したおもちゃです」という説明が記載されているものと、「2年前に購入したおもちゃですが、1回しか使用しておらず目立った傷や汚れはありません」という説明が記載されているものがあったなら、後者の方が「きれいですぐ使えそう」だと感じませんか?
このように出品している商品は同じでも、商品情報が不足していて購入にまで至らないケースもあります。そのため、商品情報を記入する部分には、より分かりやすく商品の見た目や状態などを記載しましょう。
具体的には商品名(わかれば品番)、サイズ、色、使用頻度、保管状況、汚れや傷みを記入するのがおすすめです。他にも、機能性やこんなときに使うと便利!という情報も入れてあげると良いでしょう。
商品の写真を撮りなおす
商品は、はっきりキレイに見えた方が魅力的に感じるものです。
また、撮影するときは1枚撮って終了するのではなく、複数枚撮ってその中のベストショットを使うようにしましょう。角度を変えてみたり、明るさを調整したり、背景に白い布を使ってみたりすると効果的です。
セット売り、セット割も検討する
シリーズものの商品は、単品で売るよりもセット売りにすることで、より検討ユーザーを増やすことができます。さらにセット売りにしたときに「セット割にした」という情報をつければ、おトクさを感じる人が増えるので、ぜひ試してみてください。
値下げやおトクさのアピールで、購入に踏み切ってもらう
出品商品を途中で10%以上値下げすると、『いいね!ボタン』を押してくれている人に値下げしたことを知らせる通知が行きます。この通知があると「今買わないと誰かに購入されてしまう!」という心理が働き、購入に踏み切ってもらいやすくなります。
また、本日〇時~〇時まで値引きセールを行います、などのように自分の出品ページにコメントを入れるのも効果的。今購入することがおトクであることをアピールできます。
改めて出品するのも一つの手
ここまで改善策をご紹介しましたが、いろいろと策を講じても商品が売れない場合もあります。このような場合は、出品を一度取り下げて、改めて出品し直すのも一つの手です。
再出品することで最新の出品商品として上位表示され、人目に付きやすくなり、購入に踏み切ってくれるユーザーに出会えるかもしれません。
その際は、前回出品していた価格よりも少し下げることをおすすめします。
ただしこの方法を行うと、それまでにもらったユーザーからのいいね!がすべて消えてしまいます。あと少し待てば購入してくれたかもしれないユーザーを手放す可能性もあるので注意してください。
見極めは難しいところになりますが、潔さも肝心です。最後の手段として、検討してみてください。
売れるコツを押さえてメルカリを楽しもう
いいね!はつくのに売れない理由はいくつかあります。
購入に至らない理由を自分なりに探り、策を講じたり内容を改善したりして、売れるように工夫をしましょう。