メルカリで売れた商品を「ビニール袋を使って送りたい」という方も少なくないでしょう。しかし、ビニール袋で発送する際はいくつか気をつけておきたいポイントがあります。今回は、メルカリで売れた商品をビニール袋で送る際の梱包・発送方法や、注意点について詳しく解説します。
メルカリで売れた商品をビニール袋で送ることは可能
メルカリで商品を売る場合、梱包や発送方法には悩みがつきものです。中には「ビニール袋で送ってもいいのか?」という疑問を抱く方もいるかもしれません。
メルカリでは段ボールやクラフト封筒、専用資材などさまざまな梱包材を使用することができます。そして、アイテムによってはビニール袋での梱包・発送も可能です。
ビニール袋で梱包・発送するメリット
ビニール袋で梱包・発送するメリットは、大きく分けて以下の4つです。
- 荷物を軽くコンパクトにして送料を抑えられる
- 梱包材にかかる費用を抑えられる
- 省スペースで保管できる
- 水漏れ対策ができる
それぞれのメリットについて、ひとつずつ解説していきます。
荷物を軽くコンパクトにして送料を抑えられる
ビニール袋で梱包・発送するメリットとしてまず挙げられるのは、「荷物を軽くコンパクトにして送料を抑えられる」というところです。
ビニール袋は、段ボール箱やクッション材など他の梱包材よりも格段に軽く、発送時の送料を抑えることができます。また、商品のサイズに合わせて袋を選べば、荷物をコンパクトにまとめることも可能です。
包材にかかる費用を抑えられる
他の梱包材と比べて安価で手軽に手に入るビニール袋は、梱包材にかかる費用を抑えることができます。また、ビニール袋を再利用することもできるので、より経済的です。
省スペースで保管できる
ビニール袋は、折りたたんで小さくまとめることができるため、保管場所をとりません。大量に商品を出品する場合であっても、スペースを節約することができます。
水漏れ対策ができる
防水加工がされているビニール袋であれば、商品が濡れることを防ぐことができます。特に、衣類や書籍など、水に弱いものを発送する場合には便利です。
ビニール袋で商品を梱包・発送する際の注意点
ビニール袋で商品を梱包・発送する際は、クレームに繋がらないためにも、以下3つのポイントに注意しておきましょう。
- 衝撃に弱いものや高価なものは不向き
- 中身が見えないようにする
- ビニール袋に直接宛名や氏名を記入しない
衝撃に弱いものや高価なものは不向き
ビニール袋は、他の梱包材と比べて耐久性に欠けるため、衝撃に弱いものや高価なものの梱包には不向きです。
電子機器や割れ物など衝撃に弱いものを梱包する際は、緩衝材や段ボール箱など適切な梱包材を使用し、破損や事故を防ぐようにしましょう。
また、ブランド品など高価なものを梱包・発送する際は、適切な梱包材を使用するだけでなく、追跡・補償の付いた発送方法を選択することも重要なポイントです。
中身が見えないようにする
発送する商品の中身が見えないようにすることは、プライバシーやセキュリティ上、重要です。
透明なビニール袋だと中身が見えてしまうため、中身が見えないものを選んだり、中身が見えない工夫をしましょう。
透明なビニール袋を使用する場合は、商品をビニール袋に入れる前に、必要に応じて包装紙や新聞紙などで包み中身が見えないようにしてください。
さらに、中身が見えないようにするために、ビニール袋をしっかりと閉じることも重要です。ビニール袋が開いてしまって中身が見えてしまうと、配送途中での破損や紛失のリスクが高まってしまいます。
ビニール袋に直接宛名や氏名を記入しない
ビニール袋に直接宛名や氏名を記入することは避けるべきです。見栄えが悪いのはもちろんのこと、ビニール袋は破れやすく、宛名や氏名が消えたり判読できなくなったりする可能性があります。
ビニール袋に宛名や氏名を記入する際は、配送用のシールや専用の宛名シールを使用するのがおすすめです。
ビニール袋で上手に商品を梱包する方法
ここでは、衣類、コスメ、書籍やCD、DVDをビニール袋で上手に梱包する方法をご紹介します。使用する梱包材などは、全て100均などで揃えることが可能です。
衣類
まずは衣類の梱包方法をご紹介します。必要なものを揃えたうえで手順に沿って梱包しましょう。
【用意するもの】
- テープ付きクリアファイル(OPP袋)
- 宅配ビニール封筒
- テープ
【梱包の手順】
- STEP1.衣類を用意する
衣類は必ず洗濯して、必要に応じてアイロンをかけておきます。
ボタンやジッパーがある場合は、形崩れを防ぐためにしっかり留めましょう。ベルトなど付属品がある場合は、別々のビニール袋に入れてください。
- STEP2.テープ付きクリアファイルやOPP袋に入れる
シワをつけないように折りたたみ、テープ付きクリアファイルやOPP袋に入れて封をします。
- STEP3.宅配ビニール封筒に入れる
テープ付きクリアファイルやOPP袋に入た衣類を、宅配ビニール封筒に入れて封をしたら梱包完了です。
コスメ
次に、コスメの梱包方法をご紹介します。コスメは衝撃に弱いものもあるので、緩衝材を利用すると安心です。
【用意するもの】
- 緩衝材
- ビニール袋
- テープ
【梱包の手順】
- STEP1.緩衝材で商品を包む
破損を防ぐため、商品全体を厚手の緩衝材などで包みます。
- STEP2.ビニール袋に入れる
緩衝材で包んだ商品を、ビニール袋に入れてテープなどで封をしたら完成です。
書籍やCD、DVD
最後に書籍やCD、DVDの梱包方法です。
CD、DVDは割れやすいので、必ず緩衝材を使用しましょう。書籍は、必ずしも緩衝材を使用しなければならないわけではないですが、必要に応じて使用してください。
【用意するもの】
- 緩衝材
- ビニール袋
- 板紙
- テープ
【梱包の手順】
- STEP1.緩衝材で商品を包む
破損を防ぐために、商品全体を厚手の緩衝材などで包んでおきましょう。
- STEP2.板紙で商品を挟む
商品を挟むように硬い板紙を挿入して、ビニール袋に入れます。
- STEP3.ビニール袋に入れる
最後にビニール袋に封をしたら梱包完了です。
ビニール袋で梱包した商品の発送方法
ビニール袋で梱包したものに限らず、メルカリで売れた商品は、郵便局、ヤマト運輸営業所、コンビニから発送するのが一般的です。
今回は、定形郵便・定形外郵便で送る場合と、メルカリ便(らくらく・ゆうゆう)で送る場合に分けて発送方法や料金などをご紹介します。
定形郵便・定形外郵便で送る場合
定形郵便や定形外郵便は、郵便窓口に持参するか切手を貼ってポストに投函するか、いずれかの方法で発送します。
定形郵便と定形外郵便(規格内・規格外)の、サイズ別の料金は以下の通りです。
【定形・定形外郵便の料金一覧】
重量 | 定形 | 定形外(規格内) | 定形外(規格外) |
---|---|---|---|
25g以内 | 84円 | 120円 | 200円 |
50g以内 | 94円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | – | 140円 | 220円 |
150g以内 | – | 210円 | 300円 |
250g以内 | – | 250円 | 350円 |
500g以内 | – | 390円 | 510円 |
1kg以内 | – | 580円 | 710円 |
2kg以内 | – | – | 1,040円 |
4kg以内 | – | – | 1,350円 |
メルカリ便(らくらく・ゆうゆう)で送る場合
らくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便の発送方法は以下の通りです。
- 出品時、発送方法から「らくらくメルカリ便」もしくは「ゆうゆうメルカリ便」を選択する
- 商品が売れたら取引画面から「コンビニから発送」を選択
- 2次元コードを生成し、商品と一緒にコンビニのレジで提示する
【メルカリ便の発送料金(全国一律)】
サイズ | 厚さ(重さ) | 配送方法 | 料金(税込) |
---|---|---|---|
A4サイズ | 3㎝未満(1㎏以内) | ネコポス(らくらくメルカリ便) ※最小サイズは23cm×11.5cm(長3封筒も利用可能) | 210円 |
A4サイズ | 3㎝未満(1㎏以内) | ゆうパケット(ゆうゆうメルカリ便) ※3辺合計60cm以内 (長辺34cm) | 230円 |
A4サイズ | 3㎝(2kg以内) | ゆうパケットポスト(ゆうゆうメルカリ便) ※タテ32.7cmヨコ22.8cm※発送用シールの場合3辺合計60cm以内長辺34cm以内 | 215円 ※専用箱: 65円 (税込) |
A4サイズ | 3㎝以上5cm以下(重量制限なし) | 宅急便コンパクト(らくらくメルカリ便) | 450円 ※専用箱70円(税込) |
A4サイズ | 3㎝以上7cm未満(2kg以内) | ゆうパケットプラス(ゆうゆうメルカリ便) | 455円 ※専用箱65円(税込) |
A4サイズ以上3辺の合計が160cm以内 | 60サイズ(~2kg) 80サイズ(~5kg) 100サイズ(~10kg) 120サイズ(~15kg) 140サイズ(~20kg) 160サイズ(~25kg) | 宅急便(らくらくメルカリ便) | 750円〜1,700円 |
A4サイズ以上3辺の合計が170cm以内 | 60サイズ 80サイズ 100サイズ 120サイズ 140サイズ 160サイズ 170サイズ(25kg以内) | ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便) | 770円〜1,900円 |
注意点を確認のうえビニール袋でお得に商品を発送しよう
今回は、メルカリで売れた商品をビニール袋で送る際の梱包・発送方法や、注意点について解説しました。
梱包にビニール袋を使用する場合、荷物を軽くコンパクトにできるため「梱包材や送料を抑え安く発送できる」ほか、省スペースで保管できる、水漏れ対策ができるといったメリットがあります。
ただし、段ボールやその他の梱包材に比べて衝撃に弱い特徴があるため、ビニール袋の特徴を理解したうえで使用するよう注意しなければなりません。