シーズンごとに着なくなった洋服は増えていきます。捨てるくらいなら売りたい、と思ったときに便利なのがフリマアプリのメルカリです。この記事では、メルカリで服を売るときの基本的な方法と、出品したアイテムを買ってもらいやすくするコツについてご紹介します。
衣替え、整理整頓……不要な服が出てきたらメルカリで売ろう!
衣替えシーズンには、「買ったけれど着なかった服」や「数シーズン着回してそろそろ飽きてきた服」が発生します。
こうした服はクローゼットで邪魔になり、新しい服を購入・保管するためのスペースを圧迫します。それだけでなく、保存状態が悪いと虫やカビの温床になってしまうことも。
そのため、あまり着なかった服、買ったけれど気に入らなかった服、そろそろ着ない服は、整理整頓も兼ねて処分したくなるものです。
せっかく処分するのであれば、ただ捨ててしまうのではなく、少しでもお金に変わったほうが嬉しいもの。そこでおすすめなのが、メルカリへの出品です。
5ステップで解説。メルカリで洋服を出品する手順
では、具体的にメルカリへの出品はどのように行うのでしょうか。5つのステップに分けてご紹介します。
【手順1】メルカリのアカウント登録をする
まずは、メルカリのアカウントが必要です。
パソコン・スマホからサイト上で登録する方法と、スマホやタブレット端末のアプリから登録する方法があります。
いずれの場合も、住所や氏名などの個人情報を登録する必要がありますが、個人情報は間違いのないものを入力するよう気を付けましょう。
すでに商品を購入するためのアカウントを持っている人は、そのアカウントで出品もできます。
また、売買時に個人情報がわからないようにするため、ニックネーム設定なども行えます。気になる方は、登録時、もしくは登録後に設定しておきましょう。
【手順2】出品するアイテムを撮影する
出品したいアイテムの写真を撮影します。
アプリ版だと出品時に撮影するという方法もありますが、映り込みチェックを入念に行いたい人や、テキスト入れなどの加工を施したいという人は、事前に撮影しておくといいでしょう。
映り込みに関しては、
- 光沢のある商品に自分の顔が反射していないか
- 背景に住所などの個人情報が分かるものが映り込んでいないか
などをチェックしましょう。
また、写真加工もある程度は問題になりませんが、キズや傷みの箇所を意図的に見えなくするような修正加工を行うと、取引時のトラブルにつながります。気を付けてください。
【手順3】商品の詳細(状態・商品名・説明)を設定する
メルカリのサイト、もしくはアプリから、『出品する』の項目を選択し、必要な情報を埋めていきます。
- 写真(手順2で用意していたもの)
- 商品名/商品の説明
- カテゴリー/ブランド/商品の状態
これらは、自由に入力・選択できる項目ですが、買いたい人に誤解されるような記載はトラブルを引き起こしますので注意しましょう。
特に「商品の状態」については、「客観的に見てどの程度『中古』の印象を受けるか」などを基準に、公平で正しい判断が必要になります。
もちろん未使用に近いアイテムのほうが高く買ってもらいやすくはなりますが、ごまかすことなく登録するようにしてください。
【手順4】配送について設定する
配送料の負担/配送の方法/発送元の地域/発送までの日数をそれぞれ入力します。
特に、発送者・購入者双方が匿名でやり取りできる「匿名配送」を希望される方は、
- 配送料を出品者負担にする
- 配送の設定を『らくらくメルカリ便』『ゆうゆうメルカリ便』に設定する
ことをおすすめします。
配送料を購入者負担にすると匿名配送が使えないので注意してください。
【手順5】販売価格を設定し、出品する
金額は300円以上1,000万円未満で設定できますので、自分が売りたい金額を設定して、出品ボタンを押すと完了です。
内容に不安がある場合などは、ここまでの情報を一度「下書きに保存」することもできます。
素早く・高く買ってもらうコツは?
同じ状態の同じ商品でも、早く・高く買ってもらうポイントがあります。以下のような点に注意して、出品するようにしましょう。
写真はアイテムがわかりやすく写っているものを選ぶ
購入希望者は、最初に商品写真を見て「良さそうかどうか」を判断しています。どれほど優れたアイテムであっても、サムネイルの画像が魅力的でないと、クリックしてもらえないのです。
そのため、特にサムネイルの写真にはこだわる必要があります。
商品自体を清潔に、美しく見せることはもちろんのこと、商品の背景に映るものも清潔感を大事にします。
また、商品の特徴や状態が分かりやすいように撮影することも重要です。
商品名や説明文は検索されやすそうなものにする
サムネイル同様に買い手が見ている項目は、商品名です。
どのブランドの、どのような特徴があるアイテムなのか、分かりやすく記載することが大切です。
また、検索でヒットしやすいように、説明文内にはより具体的な文言を多く並べておくことをおすすめします。
状態や使用感がわかる説明文を心がける
説明文は、より詳細に、購入者の知りたい内容を書いておくことで信頼感をアップさせることができます。
例えば、
- サイズはどれくらいか
- 着心地やフィット感はどうか
- いつ購入し、どんな使い方をしていたか
- 保管方法はどうか
- 写真に写っていない部分の汚れやほつれなどはないか
など、買い手が気になる部分を押さえた記述がポイントです。
相場に見あった価格で設定する
価格設定で重要なことは、「相場と比べて過度に高くないか」という点です。
システム上の上限となる1,000万円未満であればいくらの値を設定していても問題ありませんが、やはりほかの出品者のアイテムと比べて極端に高いと、なかなか買ってもらいにくくなります。
同じカテゴリー、使用感、ブランドの似たような出品をチェックして、価格帯を確認しておくようにしましょう。
出品タイミングを見極める
メルカリには「新着アイテム」という項目があります。
これは文字通り、直近で出品されたアイテムを表示してくれる欄で、出品に合わせて自動でここに掲載されることとなります。
そのため、多くのユーザーがメルカリを見ている可能性のある時間帯に出品することで、この新着アイテム欄から購入してもらいやすくなるのです。
人の目に付きやすいタイミングは、午前9時頃、正午前後、午後10時頃などです。この時間帯を見計らって出品すると、買ってもらえる可能性が高まります。
深夜時間帯は寝ている人も多いため、出品タイミングとしては微妙です。
メルカリに出品して溢れていた洋服をスッキリさせよう
今回はメルカリで服を売りたい人に向けて、出品の方法などを解説しました。
この記事を参考に、ぜひメルカリへ服を出品してみてください。