ネットショップを開業したいと思うものの「どのように始めたら良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、個人でも簡単にネットショップを開業する方法について解説します。始め方からおすすめのサービスまで詳しく解説しますので、これからネットショップの開業を考えている方は、参考にしてみてください。
メルカリShopsならネットショップの開業もかんたん!
メルカリShopsは月間2,300万人以上のお客さまが利用するフリマアプリ「メルカリ」上に、自分だけのネットショップを持てるサービスです。難しい作業も初期費用も一切不要で、誰でもスマホひとつで自分のお店を持てます。
出店申し込みの条件は18歳以上であることのみ。以下の流れに沿って行えば手軽に出店可能です。
【メルカリShops出店の流れ】
- フリマアプリ「メルカリ」内の「マイページ」内、「サービス」からメルカリShopsを選択
- ショップ申し込みを選択
- 「個人」「個人事業主」「法人」など、利用者区分を選ぶ
- 各規約に同意する
- 事業者情報やショップの情報を登録する
- 銀行口座情報を登録する
即日から数営業日を目安に審査が行われ、審査に通過すれば当日からでも自分のネットショップを出店できます。
今は個人でもネットショップで簡単に稼げる時代
インターネットの普及により、今や事業者だけでなく個人でも簡単に物を売れる時代になりました。
経済産業省が実施した、日本の電子商取引に関する市場調査によると、2022年における日本国内の消費者向け電子商取引(BtoC-EC)市場の規模は22.7兆円で、前年の20.7兆円と比べて9.91%増加しました。
ネットショップ市場は、BtoC・CtoC問わず年々拡大しており、個人でネットショップを開業して稼ぐ人も増えてきています。
個人であっても、ネットショップであれば全国のお客さまに向けてアプローチして大きな利益を上げることも可能です。
ぜひ、ネットショップで開業してビッグチャンスを掴みましょう。
参考:経済産業省|電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました
実店舗との違いは?ネットショップを開設するメリット3つ
ネットショップを開設するメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- 全国各地のお客さまに商品を届けられる
- 24時間365日商品を販売できる
- 低コストでリスクを抑えて開業・運営できる
全国各地のお客さまに商品を届けられる
実店舗の場合、基本的に直接足を運べるお客さまに対してしか物を売ることができません。
その点、ネットショップであれば、インターネット上にお店を出すことになるため、日本各地、もしくは世界中の方に商品を届けることができます。
24時間365日商品を販売できる
店舗販売の場合は、開店時間内にしか商品の販売ができません。
一方で、ネットショップの場合は実店舗のように販売スタッフを配置する必要がないため、24時間365日、年中無休で商品の販売が可能です。
低コストでリスクを抑えて開業・運営できる
ネットショップを始める最大のコストは、「少ないコストで開業できる」という点ではないでしょうか。
実店舗を構えるとなると、数百万を超える費用がかかるのが一般的ですが、ネットショップであれば、数万円の予算で自分のお店を持つことが可能です。
また、初期費用が少なくて済むため、ネットショップは失敗したときのリスクも抑えられます。
個人でネットショップを開く方法
個人で商品を販売するなら、ネットショップを開設しましょう。
初心者の方が個人でネットショップを開設する際は、「ECモール」「ASP型サービス」「オープンソース」のいずれかを利用するのがおすすめです。
開設の手順をご紹介する前に、それぞれの特徴からご説明します。
ECモール
ECモールは、インターネットにおける商店街のようなもので、メルカリShopsをはじめ、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのショッピングモール内に、ネットショップを開設する形式です。
メリット
ECモールは、すでに知名度のあるモール内に出店できるため集客の手間がなく、多くのお客さまに向けてショップや商品を簡単にPRできる点が大きなメリットです。
独自ドメインを取得する必要もなく、専門的な知識も求められないため、初心者でも気軽に自分のお店を持つことができます。
また初期費用や月額料金を安く抑えられるので、コスト面でのリスクが少ないのも魅力のひとつです。
初めてネットショップを開設する方には、手軽に始められてすぐに集客できるECモールがおすすめです。
注意点
ECモールで注意すべき点は、販売手数料の支払い義務など、モール内の利用ルールを厳守する必要があるところと、自社ECサイトと比べて独自性が出しにくいところです。
ASP型サービス
ASP型サービスは、独自のドメインを取得し、オリジナルのネットショップを運営できるサービスです。ECモールのように既存のモールに出店するのではなく、新規にサイトを構築することになります。
メリット
ASP型サービスは、オリジナルのネットショップを持つことができるため、自由度が高くイメージ通りにネットショップを構築・運営できるのがメリットです。
また、モール独自のルールに左右されることもありません。
注意点
ASP型サービスは、集客も自力で行う必要があるため、個人の方が初めて挑戦する方法としてはハードルが高いのが現状です。
また、サービスによっては構築・運用していくために高度な知識が要求される点や、高額な費用がかかる場合がある点にも気をつけましょう。
オープンソース
オープンソースは、ソースコードにデザインや機能を組み込んでネットショップを作る方法です。
メリット
オープンソースは、ネット上に無償で公開されているため、初期費用や運営コストを抑えられるのがメリットです。自由にカスタマイズもできるため、自分の希望やショップの雰囲気に合わせたネットショップを構築できます。
注意点
オープンソースを利用してネットショップを作る場合、ある程度の知識やスキルが必要になります。またセキュリティの強化や保守管理、アップデートなども自分で行う必要があるので、手間がかかる点にも注意が必要です。
個人でネットショップを開業する前に必要なもの
ネットショップを作る際は、事前に用意しておいた方が良いものがいくつかあります。ネットショップの開業前に必要なものは、以下の通りです。
- 運営資金
- ドメイン
- 取引口座
- パソコンまたはスマートフォン
- 商品撮影用カメラ
- 梱包資材
- 受注管理システム
運営資金
ネットショップは構築方法や利用するサービスによって、運営資金が異なります。メルカリShopsのように初期費用や月額費用が必要なく、商品が売れるまでの間、一切のコストがかからない場合は、運営資金がなくてもネットショップを開設して運営できます。
しかし、初期費用や月額費用がかかるサービスを利用する場合は、初回に「初期費用+1ヶ月分(または1年分)の利用料」が必要になります。
またネットショップを開設後、すぐに商品が売れるとも限らないため、数ヵ月分の月額料金が用意できていると安心でしょう。
もし運営資金が心もとない場合は、まずは無料で利用できるネットショップから初めてみましょう。
メルカリShopsなら、初期費用は一切かからず毎月の利用料も0円でご利用いただけます。かかるコストは商品が売れた際の販売手数料と、売上金を口座に振り込む際の振込手数料の2つのみ。コストを最小限に抑えながら、フリマアプリ最大手の「メルカリ」の市場に参入することが可能です。
ドメイン
ASP型の有料プランやオープンソースを利用する際は、独自ドメインが利用できるため、ドメイン取得サービスを利用してドメインを取得しましょう。ドメイン取得には、種類や契約期間にもよりますが、年間数百円から5,000円程度の料金が必要です。
ちなみにECモールやASPのフリープランなどでは、独自ドメインが使用できないので、共有ドメインを利用することになります。
取引口座
ネットショップの開設申込をする際には、銀行口座を記入する必要があります。手持ちの銀行口座を使用するのも良いですが、これからネットショップを始めるなら事業用に新しい銀行口座を作るのがおすすめです。
事業用の銀行口座にネットショップの売上金を振り込むようにしたり、仕入れの際に使う事業用のクレジットカードの引き落としをするようにすれば、お金の動きが分かりやすくなります。
ネットショップである程度売上が出るようになったら、確定申告が必要になるので、お金の動きが分かりやすくなれば確定申告をするのも楽になります。
パソコンまたはスマートフォン
ネットショップを開設・運営するためには、パソコンまたはスマートフォンが必要になります。パソコンがあった方が作業しやすいこともありますが、メルカリShopsのように商品画像の加工や商品の登録、受注の確認、お客さまとのやり取りなど、ネットショップの運営に必要な一通りの作業をスマートフォンだけで完結できるサービスもあります。
スマートフォンなら手持ちのものが使えるので、新しい端末を用意する必要がありません。まずはスマートフォンだけで始めて、ある程度売上が出てからパソコンを購入するという方法もあります。
商品撮影用カメラ
ネットショップで商品を販売する際には、サイト上に掲載する商品の画像を撮影するカメラが必要です。スマートフォンのカメラでも良いですが、商品の魅力を伝えるためには、カメラがある方が良いでしょう。
ネットショップでは実店舗と異なり、お客さまは商品画像と説明文だけで商品のことを知ることになるため、できるだけ高画質な写真を用意したいところです。
とはいえ、予算の問題でカメラを購入するのが難しいなら、まずはスマートフォンのカメラから始めても支障はありません。
梱包資材
ネットショップを開設して、商品の販売を始めたらいつ購入されても良いように、あらかじめ梱包資材を用意しておくのがおすすめです。売る商品によって必要な梱包資材は異なりますが、段ボールや封筒、緩衝材などから商品のサイズに合わせて用意しましょう。
受注管理システム
ネットショップの運営では、商品の注文が入ってから発送するまでの作業を、ミスなく迅速に行う必要があります。商品を早く届けることは大切なことですが、急ぎすぎてミスをしてしまうとお客さまに迷惑をかけてしまいます。
正確かつスピーディーに対応するなら、受注管理システムを活用するのがおすすめです。受注管理システムがあれば、受注と入金確認、出荷指示の流れを効率化できます。
メルカリShopsなら、API連携を行うことでEC一元管理システムを使ってのショップ運営が可能です。EC一元管理システムを連携すればサービスの拡張ができるので、ショップ運営にかかる業務の負担を減らすことができます。
個人でネットショップを開業する流れ
個人でネットショップを開業する場合、以下のような手順で進めていくことになります。
- 販売する商品を決める
- 事業計画を立てる
- 仕入れ方法を決める
- 販売可否の確認・必要に応じて許可や届けを取得
- 出店方法を決定する
- 決済方法を決める
- 配送方法を決める
- ネットショップを開設する
- 開業届を提出する
- 青色申告の届け出をする
- 集客を行う
それぞれのステップごとに見ていきましょう。
step1.販売する商品を決める
ネットショップを開業する場合、売るものがなければ始まりません。
すでに実店舗で商品を販売している場合は、「何を売るか」決める必要はないと思いますが、ネットショップで売るものが決まっていない方は、まずは販売する商品を決めましょう。
step2.事業計画を立てる
販売する商品が決まったら、事業計画を立てましょう。
事業計画というと大げさに感じてしまうかもしれませんが、「何を売るか」ということはもちろんのこと、「どのようなコンセプトでショップを構築・運営するか」「予算」などを決めていきます。
step3.仕入れ方法を決める
販売する商品やショップのコンセプトなどが決まったら、商品の仕入れ先・仕入れ方法を検討しましょう。
一般的に、商品を仕入れるには次の7つの方法があります。
- 仕入れサイトを利用する
- 展示会や見本市に足を運ぶ
- 海外から仕入れる
- メーカーに交渉する
- 問屋に直接交渉する
- OEMを利用する
- ドロップシッピングを利用する
在庫を持たずに販売したい、仕入れコストをできるだけ安くしたいなど、ショップの運営方針などと照らし合わせながら、最適な仕入れ方法を選択しましょう。
step4.販売可否の確認・必要に応じて許可や届けを取得
ネットショップでは、さまざまな商品が取引されていますが、なんでも売れるわけではありません。
商品によっては許可や届けが必要なものもあります。例えば、食品の販売をする場合は食品衛生法に基づく営業許可を得ることが必要です。
その他にも、中古品の販売をする場合は古物商許可証の取得、アルコール度数1%以上のお酒を販売する場合は、通信販売酒類小売業免許や酒類小売業免許の取得が義務付けられています。
なかには販売登録が禁じられているものもあるため、実際に商品を仕入れする前に必ず販売可否の確認をしておきましょう。
step5.出店方法を決定する
「ECモール」「ASP型サービス」など、どのような形態で出店するかを決めていきます。
それぞれメリット・注意点がありますが、先ほどもご説明した通り個人でネットショップを開業する場合は、ECモールが簡単に始められておすすめです。
step6.決済方法を決める
ネットショップでは、商品代金を支払うための決済機能を用意する必要があります。ネットショップの決済方法には、クレジットカード決済やキャリア決済、電子マネー決済、コンビニ決済、銀行振込などがありますが、できるだけ多くの方法を導入するのがおすすめです。
お客さまのなかには希望の決済方法がないと、購入をあきらめてしまう方も一定数いるため、決済方法の選択肢が多いとお客さまのニーズに応えやすくなります。
ただしモール型の場合は、決済方法があらかじめ決まっているため、事前に利用できる決済方法を確認しておくことが大切です。
step7.配送方法を決める
ネットショップでは、お客さまのもとへ商品を配送する際にかかる送料も、売上に影響する経費のひとつになります。利用する業者やサービスによって送料が異なるので、複数サービスを比較してから選ぶのがおすすめです。
お客さまによっては希望する配送方法があることもあるので、複数サービスから選べるようにしておくのも良いでしょう。
step8.ネットショップを開設する
選択したネットショップの形態でサイトを構築していきます。
どのようにネットショップを開設するのかによって、開設の仕方は異なりますが、ショップ全体のデザインや商品画像のアップ、商品説明文の入力などを行います。
step9.開業届を提出する
ネットショップを開業するときは、個人事業主の開業届を提出しましょう。開業届は、事業を開始した日から1ヶ月以内に、税務署に提出します。
とはいえ、開業届の提出をしなくても罰則などは特にありません。そのため、ネットショップを開設して商品が売れるようになってから開業届を提出する方も一定数います。
step10.青色申告の届け出をする
個人事業主には、毎年確定申告を行って1年間の所得を税務署に報告する義務があります。確定申告は、「白色申告」と「青色申告」の2種類から選択可能です。
青色申告は、白色申告に比べて帳簿の付け方が複雑ではありますが、控除額の高い青色申告特別控除が利用できるなどのメリットがあります。
本業としてネットショップを運営している方など、ネットショップからの収入が多い方は、青色申告を選択すると良いでしょう。
step11.集客を行う
ネットショップを開設してすぐは、商品やショップの認知度が低いため、集客は必須です。
集客方法には、Web広告やSNS、ブログなどさまざまな方法がありますが、より広くのお客さまにPRするためにも、できるだけ複数の方法を併用するのがおすすめです。
メルカリShopsなら、InstagramやX(旧Twitter)など各種主要SNSと連携させて集客を行うことができます。
商品の魅力やお店の強みなどをSNSでPRすれば、メルカリShopsのお客さまに知ってもらえるだけでなく、これまでメルカリShopsの店舗を知らなかったお客さまもメルカリShopsへ呼び込むことが期待できます。
ネットショップで売る商品の仕入れ方
ネットショップで販売する商品が決まったら、次にその商品をどのように仕入れるかを決めましょう。仕入れ先については、上記step3にて説明した通りです。
自社製品を作る予定がない場合は、仕入先でどれくらいの在庫を確保できるか、利益はどれくらいか、さらには継続的に仕入れられるかなどを確認し、安定した付き合いのできる仕入先を探すことが重要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
個人でネットショップを開業する際に行うべき手続き
個人でネットショップを開業する際に行うべき手続きとしては、以下の2つがあります。
- 開業届を提出する
- 場合によって許可や届けの取得が必要になる
開業届を提出する
ネットショップを開業したら、まずは開業届を提出しましょう。最大65万円の特別控除を受けられる青色申告を行いたいなら、開業届を提出したうえで青色申告承認申請書の提出が必要になります。
開業届の提出は必須ではないものの、青色申告ができたり、屋号名義の銀行口座を開設できたり、法人用のクレジットカードが作れたり、公的証明になったりと事業を行う際のメリットが得られます。
これからネットショップで事業を始めたいと考えているなら、開業届を提出しておきましょう。
場合によって許可や届けの取得が必要になる
ネットショップで取り扱うジャンルによっては、販売資格や営業許可がなければ販売できないケースが存在します。販売する商品が決まったら、許可や届け出が必要なジャンルではないかを確認しましょう。
許可や届けの種類によっては、申請から取得までに数週間から数ヵ月と時間がかかる場合もあります。商品が販売できるようになるのは、実際に取得してからになるため、早めに届出を行う準備をしておきましょう。
開業資金にプラス!ネットショップ開業で使える助成金・補助金
ネットショップを開業する場合、2024年3月現在、以下3つの補助金が利用できる可能性があります。条件に当てはまるか確認のうえ、対象であればぜひ活用してみましょう。
- IT導入補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- 自治体独自の補助金
IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業や自営業者などがITツールを導入する際の費用の一部を補助することで業務効率・売上アップをサポートする制度のことです。
IT導入支援事業者のサポートのもと、認定されているITツールを導入した場合に支給されます。
IT導入補助金には、2024年3月現在、通常枠、インボイス枠(インボイス対応類型)、インボイス枠(電子取引類型)、セキュリティ対策推進枠、複数社連携IT導入枠の5つの枠が存在し、それぞれ補助対象経費や補助額が異なります。
対象となるITツールや枠組み、補助率などは変更されることもあるため、利用する際には必ず公式サイトの最新情報を確認しましょう。
通常枠 | インボイス枠(インボイス対応類型) | インボイス枠(電子取引類型) | セキュリティ対策推進枠 | 複数社連携IT導入枠 | |
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補助対象者 | 中小企業・小規模事業者等 | 中小企業・小規模事業者等 | 中小企業・小規模事業者等 | 中小企業・小規模事業者等 | 中小企業・小規模事業者等 |
補助対象経費 | ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分)・導入関連費(オプション)・導入関連費(役務の提供) | ソフトウエア購入費・オプション費用・役務費用・ハードウェア購入費 | 受発注ソフト購入費、クラウド利用料(最大2年分) | ITツールの導入費用・サービス利用料(最大2年分) | 基礎導入経費、消費動向等分析経費、その他経費 |
補助額 | ・1プロセス以上:5万円から150万円未満 ・4プロセス以上:150万円から450万円以下 | 50万円以下または、50万円超から350万円以下 ・PC・ハードウェア購入費(PC・タブレットなど:補助額上限額10万円、レジ・券売機等:補助上限額20万円) | 下限なしから350万円 | 5万円から100万円 | ・基礎導入経費:10万円から350万円 ・グループ構成員数消費動向等分析経費:補助上限額50万円 ・グループ構成員数その他経費:補助上限額200万円 |
※「IT導入補助金2024」の情報
参考:IT導入補助金 | 一般社団法人 サービスデザイン推進協議会
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金とは、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」が、販路拡大または業務効率化のための取組に対して支払われる補助金です。
【補助金の対象】
- 小規模事業者であること
- 「販路開拓」または「業務効率化」のために支出した取組に対して支給
ネットショップの開設は、地道な販路開拓に繋がる取組として補助金の対象となります。
「小規模事業者」とは、商業・サービス業の場合、常時使用する従業員数は「5人以下」である必要があります。
小規模事業者持続化補助金の補助率と上限は、以下の通りです。
【補助金の補助率と上限】
- 補助率:3分の2
- 上限:50万円
自治体独自の補助金
自治体によっては、ネットショップの構築・運用に必要な経費に対して補助金を支給しているところもあります。
例えば、2023年8月現在、東京都中央区では、ネットショップを新たに構築・運用する中小企業者を対象に「ECサイト活用補助金」を交付しています。
お住まいの地域でも、ネットショップ開業に活用できる補助金がないか、自治体のWebサイトなどでチェックしてみましょう。
ネットショップ開業後にやるべきこと
ネットショップを開業した後にするべきことも、事前にしっかりと把握しておきましょう。
ショップ開業後は、主に次の3つを行います。
- 在庫管理や問い合わせ対応などを行う
- 収支計算を正確に行う
- 確定申告を忘れずに
在庫管理や問い合わせ対応などを行う
ネットショップ開業後は、集客や在庫管理、受注、発送作業、お客さまからの問い合わせ対応など、さまざまなショップ運営業務を行います。
ネットショップを軌道に乗せるために大切なのは、常にお客さまの目線に立って日々の業務を行い、改善点をショップ運営に反映させていくことです。
コツコツと改善を続けることで、ショップを訪れてくれるお客さまが増え、ネットショップを成功させやすくなります。
また、ネットショップサービスによっては、ショップに訪れるお客さまの数や売上のレポート機能など、ショップの現状分析に役立つ機能を提供しています。
売れやすい商品の傾向やお客さまの行動などを詳しく分析して、ショップのマーケティング施策に活かすのも重要です。
収支計算を正確に行う
ネットショップ運営で利益を出すためには、収支管理を正確に行うことも重要です。
仕入れ・発送などにかかった費用や配送資材の調達費用、固定費など、ショップ運営に要したすべての費用を正確に記録するよう心がけましょう。
販売状況をしっかりと把握することで、利益率の高い商品や売れやすい商品の傾向などが掴みやすくなります。
また、データが蓄積されれば、長期的な売上の動向などを知ることもできるため、仕入れや販売のタイミングを判断する際にも役立ちます。
確定申告を忘れずに
ネットショップ開業後は、確定申告も忘れずに行う必要があります。
ただし、確定申告が必要かどうかは所得額によっても異なります。
- 個人事業主の場合:所得合計が年間48万円を超えたら必要
- 副業の場合:副業の所得合計が年間20万円を超えたら必要
なお、所得とは収入から必要経費を差し引いた額のことです。
確定申告が必要な場合は、期限内に必ず手続きを行いましょう。
個人でのネット販売成功の秘訣
個人でネット販売を成功させるコツはいくつかありますが、次の4つのポイントは最低限押さえておきましょう。
- 在庫を持ちすぎない
- 固定費を最低限に抑える
- まずは低コストで始める
- ショップのファンを増やす
在庫を持ちすぎない
個人でネット販売をするときは、在庫を持ちすぎないことが大切です。商品が売れ残ってしまうなど、過剰在庫は経営を圧迫する大きな原因になります。
赤字続きだと、最悪ネットショップを閉店しなくてはなりません。
赤字のリスクを回避するために、商品がある程度売れるようになるまでは受注生産や在庫を最小限に留めるなどして、売れ筋が見えてきてからストックを増やすなど、賢く運営していきましょう。
固定費を最低限に抑える
ネットショップで開業する場合、店舗を構える必要がないので実店舗で販売する場合と比較するとかかる固定費はわずかです。
ただし固定費が全く発生しないわけではありません。例えばECモールを運営する場合は、初期費用の他に月額費用、決済手数料、システム利用料などが発生します。
ショッピングモールごとにかかる費用は異なりますので、気になるところをいくつか比較してみて自分に合うところを見つけてみましょう。
まずは低コストで始める
個人でのネット販売を成功させるコツとして、「在庫を持ちすぎない」「固定費を抑える」ということが大切です。
最初から大量の在庫を抱えて、多額な費用をかけて開業しても上手くいく保証はありません。
メルカリShopsのように気軽に始められるプラットホームで、在庫は最低限に抑えて小さいリスクで始めてみましょう。
ショップのファンを増やす
ネットショップを成功させるためには、ショップのファンをどれだけ獲得できるかどうかも重要なポイントです。
根強いファンを増やせれば、それだけ売上も伸ばしやすくなります。
ネットショップサービスが提供するクーポン機能やSNS連携機能などをうまく活用して、多くのお客さまにショップや商品の魅力を知ってもらいましょう。
個人でネットショップを開業する際に注意したいこと
個人でネットショップを開業する際には注意点にも目を向けておく必要があります。ネットショップ開業の際に注意しておきたいポイントを8つご紹介します。
自身の連絡先を明確にしておく
ネットショップでは、ご自身の連絡先を明記しておくことが大切です。お客さまとのコミュニケーションに利用するだけではなく、仕入や配送などの連絡などにも使用します。
電話については固定電話の設置が難しい場合、インターネット経由で使用するIP電話を使うことや、ビジネス用のメールアドレスを取得して使用するなど、連絡先を個人用とビジネス用と分けることで、ご自身のプライバシーも守れます。
発送は迅速に行う
お客さまがお買い物にネットショップを選ぶ理由の一つに、指定した配送日時に自宅へ商品が届くという利便性があります。購入した商品を早く受け取りたいと思うお客さまが多いため、ネットショップで注文を受け付けたら迅速に発送することでお客さまの満足度を高めましょう。
ただ、個人のネットショップでは、オーダー数が多ければ、一人で発送作業を行うことにも限界があるかもしれません。また、配送は天候にも左右されます。
迅速に発送することは大切ですが、万が一の場合に遅延が生じないためにも、注文を受ける際に「この商品は発送までに〇日から〇日かかります」などの注意書きを入れて、余裕を持った発送日程を設定しておくと良いでしょう。
過剰在庫に気を付ける
在庫切れを恐れる一方で過剰に在庫を持ちすぎることのないようにも注意しましょう。
流行りの影響を受けない商品は在庫が多くても売り切れることが多いですが、流行りの商品はタイミングを逃すと売れ行きが一気に落ちるので在庫数に注意が必要です。
特に運営を始めたばかりは売れ行きなどが見えないため、どのくらいの数を仕入れれば良いのか悩むかもしれません。仕入れるべき数が分からない場合は、少量ずつ仕入れて様子を見ながら仕入れる数を調節すればリスクを減らせます。
収支計算は必須
ネットショップ運営には収支計算も大切です。販売した商品の売上だけではなく、仕入値や固定費、毎月かかる費用、支出、損失など、あてはまるものは全て記録しておきましょう。
どれくらいの利益が出たかを明確にすることで、費用の見直しやマーケティング戦略にも役立ちます。収支計算は台帳管理の他にも、会計ソフトなどを利用してできるだけ負担がかからない方法で収支計算を行うことがおすすめです。
コスト効率考える
ネットショップで売上を伸ばすためには、コスト効率を考える必要があります。すべてのコストを削減すればいいということではなく、抑えられるコストは削って、必要な部分にしっかりとコストを割り当てることが大切です。
例えば、商品作りはしっかりと予算を当てて質にこだわるが、売る場所は低コストで運営できるネットショップ作成サービスを利用するなどで、コスト効率を上げられます。
コスト効率を上げたいなら、商品を売るまでの項目をすべて見える化して明確にすると良いでしょう。どの項目にどれくらいのコストがかかっているか分からないと改善できません。一度すべてのコストを洗い出して、不要なものや削れるものがないかを考えましょう。
特定商取引法に基づく表示
特定商取引法とは、ネットショッピングに関するトラブルから消費者を守るために適用される法律のことです。
特定商取引法では、通信販売を行う際の広告で必要な記載事項の表示が義務付けられています。
ネットショップで商品を販売する場合は必ず、住所や氏名、電話番号などの個人情報をショップページに記載する必要があります。
特定商取引法に基づく表記についてはこちらの記事も参考にしてください。
商品販売の規制も確認
ネットショップで販売する商品の中には、店舗で販売するのと同様に販売に際して届け出を出す必要があるなどの規制があります。
例えば、中古品を販売する場合は、古物営業法に則り古物商許可を申請すること、食品やサプリメントを販売する場合は食品衛生法に基づいた営業許可を取得することなど、販売する商品は法律があるかどうかを調べ、法律を遵守した対応をしましょう。
確定申告も行う
ネットショップの年間所得の合計が、個人事業主なら48万円、副業なら20万円を超えたら、確定申告を行わなければいけません。
確定申告が必要なのに申告をしないと、支払うべき税額に加えて、追徴金の支払いが発生する可能性があるため、忘れないように確定申告を行いましょう。
確定申告は前年1年間の売上が対象となり、翌年2月16日から3月15日の間に書類を作成して、税務署へ提出する必要があります。特に初めは書類の作成に時間がかかることも考えられるので、早めに準備を始めましょう。
個人でネット販売をするならメルカリShopsがおすすめ
ECモールでもっともおすすめなのが、誰でもかんたんにネットショップを開設できるメルカリShopsです。
メルカリShopsを利用するメリットはいくつかありますが、大きく次の9つの魅力があります。
- ネットショップ初心者でもかんたんに出店することができる
- 月間2,300万人以上のお客さまが利用するフリマアプリ「メルカリ」上でアピールができる
- EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成したショップの事例も
- 初期費用・月額料金が無料!リスクを抑えて始められる
- 全国一律料金の「らくらくメルカリ便」「クールメルカリ便」でお得に商品を届けられる
- ショップのファンを獲得して売上アップに役立つ機能を豊富に搭載
- 効率的なショップ運営に欠かせない便利機能も充実
- 手厚いサポートを受けられるため初心者の方でもあんしん
- ネットショップ運営での困りごとに対応するサポートコンテンツ
それぞれ順番に見ていきましょう。
ネットショップ初心者でもかんたんに出店することができる
個人でネットショップを開設するとなると、ハードルが高く感じられてしまいますが、メルカリShopsなら難しい作業は一切なし。
スマホがあれば誰でも自分のお店を持つことができ、使い慣れている画面でかんたんにネットショップを開設・運営できます。
月間2,300万人以上のお客さまが利用するフリマアプリ「メルカリ」上でアピールができる
ネットショップは、開設さえしてしまえば必ず集客できるというものではなく、通常は何かしらの集客のための策を打ち出さなくてはなりません。
EC初挑戦で初月から月商1,000万円超を達成したショップの事例も
メルカリShopsでネットショップを開設した方の中には、ネットショップ初出店にも関わらず、初月から月商1,000万円超を達成した方もいます。
初期費用・月額料金が無料!リスクを抑えて始められる
メルカリShopsでは、初期費用や月額利用料といった固定費が一切かからないため、低コスト・低リスクでネットショップ運営をスタートできます。
全国一律料金の「らくらくメルカリ便」「クールメルカリ便」でお得に商品を届けられる
メルカリShopsで売れた商品の配送には、「らくらくメルカリ便」と「クールメルカリ便」が利用できます。どちらも幅広いサイズに対応していて、サイズ別で全国一律配送料で配送可能です。
全国どこに送っても配送料が同じなので、お客さまのお住いの地域を気にすることなく、商品価格を決められるため手間がかかりません。
さらに、「らくらくメルカリ便」と「クールメルカリ便」には次のようなメリットもあります。
- 匿名配送に対応(クールメルカリ便は匿名配送に対応しておりません)
- 宛名書き・会計が不要
- 追跡・補償サービス付き
「らくらくメルカリ便」と「クールメルカリ便」は、自動的に販売価格から送料が差し引かれるため、発送手続きで支払いが必要ありません。
ショップのファンを獲得して売上アップに役立つ機能を豊富に搭載
メルカリShopsでは、ショップのファンを増やして売上アップに繋げるための機能を豊富に用意しています。
例えば、ショップのフォロワー限定でクーポンを発行できる機能や、期間限定で商品を値引きできるタイムセール機能、商品リンク付きのメールマガジンを送れる機能など、売上アップに役立つさまざまな機能を利用できます。
効率的なショップ運営に欠かせない便利機能も充実
将来的にネットショップを大きくしたい場合は、効率良くショップを運営するための機能が揃っているかも気になるところです。
Web版メルカリShopsでは、CSVファイルを利用して商品の一括登録・変更(最大1,000商品まで)ができる機能の他、売上明細のダウンロード機能も搭載しています。
また、ネットショップを複数人で運営できるスタッフアカウント機能もあるので、ショップスタッフの人数が増えてもスムーズにお店を運営できます。
手厚いサポートを受けられるため初心者の方でもあんしん
ネットショップでは、インターネットを介した顔の見えないやりとりになるため、トラブルが発生した際の対応に不安を感じる方も少なくないでしょう。
ショップを開設する方法によっては、万が一のトラブルにも自力で対応しなければなりません。
ネットショップ運営での困りごとに対応するサポートコンテンツ
ネットショップ運営について、分からないことや詳しく知りたいことなどがあったら、「メルカリShopsガイド」を活用してみましょう。
メルカリShopsガイドでは、メルカリShopsの出店サポートや、ネットショップ運営で困ったことや、万が一のトラブルの解決方法などを学べます。
メルカリShopsガイドには、ネットショップ運営の基礎知識が網羅されている他、さまざまなお悩みへの対応方法なども記載されています。
メルカリShopsへの出店方法
メルカリShopsでショップを開設するには、以下の4つのステップで開設申込みを行いましょう。
- メルカリアカウントもしくはショップアカウントを作成
- 開設申込画面を開いて必要事項を入力する
- 本人情報やショップ名、銀行口座情報などを入力し申し込む
- 審査に通過すれば出店完了
1.メルカリアカウントもしくはショップアカウントを作成
まずは、メルカリShopsに出店するためのアカウントを作成します。
フリマアプリ「メルカリ」を利用してスマホで手軽にショップ運営をしたい方は、メルカリアカウントがおすすめです。
パソコンを使ってショップを運営したい方や、個人用のメルカリアカウントと事業用のアカウントを分けたい方は、ショップアカウントを作成しましょう。
どちらのアカウントで開設するか悩む場合は、下記も参考にしてみてください。
また、ショップ開設をする際は、以下のものをあらかじめ用意しておくと手続きがスムーズです。
【事前に用意するもの】
- 【全員】銀行口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカードなど)
- 【個人事業主のみ】本人確認書類(免許証・保険証など)を撮影した画像
- 【法人のみ】登記簿上の代表者や住所・資本金情報、年商のわかるもの
- 【許認可が必要な商品を扱う場合】許認可証を撮影した画像
パソコンでネットショップを運営したいなら「Web版メルカリShops」を利用可能
ネットショップ運営にパソコンを利用したい場合は、「Web版メルカリShops」をご活用ください。
「Web版メルカリShops」では、売上明細のダウンロード機能や複数人でショップを運営できる機能など、フリマアプリ「メルカリ」では対応していない便利で豊富な機能をご利用いただけます。
2.開設申込画面を開いて必要事項を入力する
開設申込画面を開いて、事業種別(個人 / 個人事業主 / 法人)、販売する商品の情報を設定したら、各規約に同意します。
3.本人情報やショップ名、銀行口座情報などを入力し申し込む
次に、事業者の情報やショップ情報を入力します。
事業者の情報は、個人・個人事業主・法人の場合でそれぞれ入力項目が異なるため、ご自身の事業種別に沿って入力して申し込みをしましょう。
4.審査に通過すれば出店完了
申し込みが完了したら、即日から数営業日を目安に審査が行われ、審査に通過すれば当日からでもネット上に自分のお店を出店できます。
ショップ開設が完了したら商品を登録して販売を開始しましょう。
メルカリShopsで気軽にネットショップを開業しよう
この記事では、個人でネットショップを開業する方法や、ネット販売を成功させるコツについて解説しました。
初心者がネットショップを開業するとなると、知識やコストはもちろんのこと、集客のハードルがあります。
しかし、メルカリShopsを活用すれば、難しい知識は必要なく、コストも抑えて、月間2,300万人以上ものお客さまが利用するフリマアプリ「メルカリ」内でかんたんにネットショップを開業することが可能です。
法人・個人問わず誰でもかんたんに出店できますので、ぜひメルカリShopsでネットショップの開業にチャレンジしてみてください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設申請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
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