ECサイトを立ち上げようと考えている企業の中には、うまく運営できるか不安な方も多いのではないでしょうか。ECサイトは開設するだけでは利益は生まれないため、いかに運営で競合を上回るかが重要です。本記事では、ECサイトを企業で運営する方法や必要な業務、成功させるためのポイントなどを詳しく解説します。
メルカリShopsは企業が運営するECサイトとの相性が良い
メルカリShopsは、個人はもちろん、企業との相性も良いECサイト作成サービスです。すでに多くの企業が出店し、開設当初から成果をあげているという実績も多数あります。
メルカリShopsはローコストでネットショップを運営でき、充実した機能やサポートで販売を促進できるのが特徴です。詳しい特徴を後述で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
EC市場の推移について
インターネットやモバイルデバイスの普及によって、最近では個人がECサイトで買い物をするというのが一般的になったことにより、日本のEC市場は急速に成長しています。
そこでここでは、経済産業省が公表するデータをもとに、日本のBtoC-ECの市場規模をご紹介します。
日本のBtoC-ECの市場規模
日本のBtoC-ECの市場規模は、年々拡大を続けていて、BtoCのECサイトを行う企業も増えています。ここでは、「物販系分野」「サービス系分野」「デジタル系分野」の3つの分野における市場規模をご紹介します。
物販系分野
2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|
12兆2,333億円(EC化率 8.08%) | 13兆2,865億円(EC化率 8.78%) | 13兆9,997億円(EC化率 9.13%) |
2022年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は13兆9,997億円で、2021年に比べて5.37%増加しています。2021年から2022年の増加率は、2020年から2021年の増加率と比較すると緩やかですが、年々確実に拡大していることが分かります。
食品や飲料、化粧品、雑貨、衣類、書籍などを含む物販系分野は、年々増加している傾向にあるため、今後もさらなる拡大を見せることが予想されます。
サービス系分野
2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|
4兆5,832億円 | 4兆6,424億円 | 6兆1,477億円 |
飲食や旅行、チケット販売などを含むサービス系のBtoC-EC市場規模では、2019年の7兆1,672億円から2020年と2021年に一時的に減少しました。これは、新型コロナの感染症拡大対策が大きく関係していると考えられます。
しかし、感染症拡大対策が緩和されたことにより、外出需要が高まり2022年には前年よりも32.43%増加の6兆1,477億円まで増加しています。
デジタル系分野
2020年 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|
2兆4,614億円 | 2兆7,661億円 | 2兆5,974億円 |
電子出版や音楽動画配信、オンラインゲームを含むデジタル系分野のBtoC-EC市場規模も、いわゆる「巣ごもり消費」の対象となる分野です。
コロナ過では売上が伸びたデジタル系分野ですが、新型コロナの感染症拡大対策が緩和された2022年には、オンラインゲームの市場規模が減ったことで、デジタル系分野全体のBtoC-EC市場規模が減少する結果になっています。
企業がECサイトを運営する方法
企業がECサイトを運営する主な方法は、以下の3つです。
- ECモールに出店し販売する
- ASP型ネットショップ作成サービスでECサイトを開く
- ゼロからECサイトを構築する
それぞれのメリットや注意点を詳しく解説します。
ECモールに出店し販売する
ECモールとは、インターネット上のショッピングモールで、メルカリShopsやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのように、サイト内へ多くのショップが出店している形態のものを指します。
ECモール自体に集客力があるため、ショップ開設から間もないタイミングで商品の購入を期待できるのがメリットです。たとえば、メルカリShopsなら、フリマアプリ「メルカリ」を利用する数多くのお客さまに商品をアピールできるので見つけてもらいやすくなります。
一方で、ECモールへの出店を検討する企業は多く、あらゆる商品に競合がいる状態です。お客さまは安くて質の高い商品を求める傾向があり、値下げによる価格競争が起きやすいため、競争に巻き込まれると利益が生まれにくくなります。
他の商品との差別化に力を入れ、価格競争を避けながら、新規顧客やリピーターを獲得することが大切です。
ASP型ネットショップ作成サービスでECサイトを開く
ASP型ネットショップ作成サービスとは、あらかじめ用意されているシステムやデザインを使って、ネット上にECサイトを構築できるサービスです。
テンプレートの選択やフォーマットに沿った商品登録などで簡単に運営でき、多くの場合カート機能や決済システム、セキュリティなどは標準搭載されています。
注意点は、自社のECサイトを制作できるものの、デザインや機能のカスタマイズに自由度があまりないことです。サービスで提供しているデザインや機能に限られるため、独自のECサイトを構築するのは難しくなります。
ただ、ASP型ネットショップ作成サービスの中には、HTML・CSSや拡張アプリなどでカスタマイズできる場合があります。知識・スキルの習得が必要ですが、柔軟な運営をしたい場合はなるべく拡張性の高いサービスを選びましょう。
ゼロからECサイトを構築する
ゼロからECサイトを構築する方法を「フルスクラッチ」と呼ばれ、デザインや機能にとことんこだわれるのが特徴です。
必要な機能を搭載しつつ、自社の世界観を表現したこだわりのサイトデザインを実現できます。構築後のカスタマイズも柔軟にでき、運営しながらスピーディーな改善が可能です。
ただし、フルスクラッチでECサイトを構築するためには、高度な技術が求められます。構築の時間もかかるため、ノウハウとリソースが十分ではない企業にフルスクラッチは難しいでしょう。外注する選択肢もありますが、数百万円から数千万円の初期費用や保守費用などが発生するので、非常に高いコストにも注意しなければなりません。
企業がECサイトを運営するために必要な業務
企業がECサイトを運営するためには、フロントエンド業務とバックエンド業務が必要になります。それぞれに含まれる業務や役割をチェックし、運営に必要な業務を整理しましょう。
フロントエンド業務
フロントエンド業務とは、ユーザーの目に触れる部分に関する業務です。ECサイトにおいては商品を販売するための業務を指し、販売促進やマーケティングがフロントエンド業務に分類されます。
主なフロントエンド業務は、以下の通りです。
- Webマーケティング
- 商品の企画
- 商品の仕入れ・製造
- 商品の在庫管理
- ECサイト制作・管理
Webマーケティング
ネット上で商品を販売するECサイトは、実店舗と違い、お客さまに偶然見つけてもらうことは難しいです。そのため、自社サイトにお客さまを集めるために、集客を行う必要があります。
集客方法には、SEОやWeb広告、SNS運用などがあります。自社がターゲットとする顧客層に合った方法で集客を行いましょう。また集客方法は、一つだけでなく複数の方法を並行して行うとより多くのお客さまをサイトへ集めやすくなります。
競合ショップや市場の調査や、解析ツールによるサイトの分析などを駆使しながら、戦略を立てていきましょう。
ちなみにメルカリShopsでは、売上やアクセス数、転換率が確認できる分析レポートが用意されているので、ECサイトの分析に活用いただけます。
商品の企画
商品の企画では、ECサイトで販売する商品のラインナップを決めていきます。商品を企画する際は、はじめにショップのコンセプトや商品を販売するターゲットを明確にしたうえで、それに合わせた商品を企画しましょう。
商品企画は一度だけでなく、ショップの売上や集客できているお客さまの属性に合わせながら、定期的に行う必要があります。また季節や流行などを予測して、売れそうな商品を販売できれば、安定した利益を上げられます。
商品の仕入れ・製造
商品企画でECサイトで取り扱う商品のラインナップが決定したら、実際に販売する商品を準備します。商品を準備する方法は、既存品を仕入れるか自社で製造するかの2通りになります。
ECサイトで利益を上げるためには、商品の仕入れにかかる費用や製造コストを抑えることが大切なので、コストや利益率を考えて仕入れ先を選定しましょう。
商品の在庫管理
ECサイトの売上を伸ばすためには、商品の在庫管理を徹底することが重要です。在庫数が少ないと販売機会を損失したり、逆に在庫数が多いと在庫を過剰に抱え込むことになります。
在庫管理では、商品の売れ行きを見ながら適切な仕入れを行うスキルが求められます。
ちなみにメルカリShopsなら、API連携に対応しているので、在庫管理業務を効率化するのに便利な外部システムと連携することも可能です。
ECサイト制作・管理
ECサイトを作成する際は、お客さまの購入意欲を促せるような魅力的なサイトを作ることが重要です。スマホからでも快適に利用できるようにモバイル最適化対策を行ったり、商品の探しやすさなどを意識して、お客さまが使いやすいサイトを構築しましょう。
画像や文字の見やすさやボタンの位置、関連商品の表示、購入までの導線などを工夫して、サイト内を移動しやすいようにすれば、お客さまはストレスなく買い物を楽しんでもらえます。
またサイトは一度作ったら、日々の管理業務も発生します。サイトの管理業務では、在庫数の変更や商品登録、最新情報の更新、アクセス分析からの改善などの作業を行います。
ちなみにメルカリShopsなら、すでに完成したショップに出店するだけなので、かんたんにECサイトが作れます。またショップページは、表示順番の入れ替えやグループ化に対応しているので、商品が探しやすいページにカスタマイズ可能です。
バックエンド業務
バックエンド業務とは、商品の販売を管理する業務で、ECサイト運営を支えるために欠かせない仕事です。
バックエンドがおろそかになると、フロントエンド業務にも影響が出るため、どちらかではなく、どちらも体制を整えて実施する必要があります。
主なバックエンド業務は、以下の通りです。
- 商品登録
- 受注管理
- 梱包・出荷
- 顧客対応
- 売上管理
商品登録
ECサイトで商品を販売するには、サイト上に宣材写真や説明文、在庫数などを登録する必要があります。
商品を直接見られないECサイトでは、お客さまが商品を知る手段は、宣材写真と商品説明文しかありません。商品がより魅力的に見える宣材写真を撮影したり、お客さまが知りたいであろう情報をしっかりと商品説明文に入れておきましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、複数商品を登録する際に便利な一括登録機能が利用できます。宣材写真や商品情報を登録した専用のCSVファイルをサイト上にアップロードすれば、商品登録にかかる手間と時間を削減できます。
受注管理
ECサイトでは商品が売れたら、お客さまに注文完了や発送完了などのメールを送信します。商品購入から荷物が届くまでの時間が短いほど顧客満足度は高くなりやすいので、受注管理はできるだけ素早く行うようにしましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、商品の購入通知や発送通知のメールが自動で送信される仕様になっているため、ショップでメールを送信する手間が削減できます。
梱包・出荷
お客さまからの注文を受け付けたら、商品を梱包して出荷手続きをします。商品のサイズに合った梱包資材を使って、配送中の衝撃で商品が壊れたり割れたりしないように丁寧に梱包することが大切です。
またお礼メッセージを添えたり、ショップサイトや公式LINEがある場合は、URLやQRコードなどの情報を記したカードなどを商品に同梱しておけば、リピーターにつなげられます。
顧客対応
商品は梱包して出荷したら終わりではありません。商品の受取を確認したら、お客さまに
お礼メールを送信します。その際に届いた商品が問題なかったかや、次回の買い物に使えるクーポンなどを送るなど、丁寧な対応を行うことで顧客満足度がアップします。
また場合によっては、返品依頼や交換依頼、クレームなどを受けることもあります。お客さまから連絡を受けたら、信用を損ねないようにスピーディーかつ丁寧な対応を心がけましょう。
メルカリShopsなら、お客さまから何かしらリアクションがあった場合も即座にプッシュ通知でお知らせが届くので、見落としの心配なくスピーディーに対応することが可能です。
売上管理
ECサイト運営での売上管理では、お客さまからの入金確認やショップの売上確認などを行います。ECサイトで得た売上は、会社の税金処理にも関わることなので、ミスしないように慎重に行いましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、発送通知ボタンを押したタイミングで自動的に売上金が反映されたり、ショップ管理画面の「分析」メニューから売上金を確認できるので、手間なく売上管理ができます。
企業がECサイトを運営する7つのステップ
企業がECサイトを運営する流れは、以下の通りです。
- ECサイトで販売する商品を決める
- 企画に合わせて商品の仕入れ・製造を行う
- ECサイトを制作し各種設定を完了する
- ECサイトへの集客に取り組む
- 受注に対して出荷・配送作業を行う
- 必要に応じてアフターフォローを提供する
- 販売データや顧客情報を分析し運営課題を解決する
それぞれのステップを丁寧に行い、企画から運営まで進めていきましょう。
1.ECサイトで販売する商品を決める
まず、ECサイトで販売する商品を決めるために、商品企画を立てます。売りたい商品をいかに売るかも大切ですが、はじめは売れる商品とは何かを分析することが大切です。
お客さまのニーズやトレンドをリサーチし、今何が求められているかを考えましょう。市場調査も行い、競合商品がどれだけあるか、自社の強みは何かを明確にし、売れる商品づくりに取り組むことが重要です。
2.企画に合わせて商品の仕入れ・製造を行う
次に、商品企画に合わせて、商品の仕入れや製造を行います。どちらも販売開始までどのくらい時間がかかるかを把握し、需要やトレンドがあるうちに販売開始できるようにしましょう。
また、仕入れ数や製造数は、直感的な予測ではなく、データに基づいた客観的な判断で決定しましょう。売れ残った在庫には、保管コストがかかり、企業の資産として税金にも影響するため、欠品せず過剰に余らない在庫設定が求められます。
3.ECサイトを制作し各種設定を完了する
商品の準備が整ったら、ECサイトを制作し販売開始します。
ネットショップ作成サービスやECモールを利用する際は、審査を申し込み、通過してからショップを構築できます。
無事に審査に通過したら、デザインの選択や商品登録、決済手段の設定などを済ませ、販売の準備を整えましょう。
ちなみにメルカリShopsの場合、審査に申し込みをすると即日から数営業日で結果が出ます。審査通過後にショップ情報と商品を登録したら、すぐにでも商品の販売を始めていただけます。
4.ECサイトへの集客に取り組む
ECサイトを立ち上げたばかりの時期はお客さまに存在を知られていないため、集客に力を入れましょう。
SEOやSNSなどでECサイトや商品に関する発信をしたり、広告を出稿したりする等し、より多くのお客さまに存在を認知させましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、集客力の高いフリマアプリ「メルカリ」市場に参入できるだけでなく、販促機能が充実しているため、少ない集客でも売上を大きく伸ばせるチャンスを秘めています。
5.受注に対して出荷・配送作業を行う
集客がうまく進められると、徐々に商品の注文が増えてくるはずです。注文が入ったら、なるべく早くかつ正確に商品をピッキングし、スムーズに梱包・発送しましょう。丁寧な梱包や発送を続けられれば、顧客満足度が高まり、リピーター化を期待できます。
注文が増えてくると、ピッキングや梱包をこなす商品が増えるため、円滑に対応できる体制づくりも同時に進めましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、複数のショップ運営に便利な「EC一元管理システム」を提供しているので、うまく活用することで受注や発送、商品登録、在庫管理などの業務を円滑に進めることが可能です。
6.必要に応じてアフターフォローを提供する
商品やサービスに対して、顧客から問い合わせや相談がくることもあります。購入後の不具合や破損などの声を真摯に受け止め、改善のアドバイスや返品・返金対応などの解決策を丁寧に提案しましょう。
クレームを受けることもありますが、商品やサービスを改善するヒントと捉えるのが重要です。お客さまの声を知る貴重な機会であり、改善に生かすことでよりよい商品やサービスを提供できるようになります。
7.販売データや顧客情報を分析し運営課題を解決する
ECサイトを運営していると、「集客がうまくいかない」「売上が伸びない」などさまざまな課題に直面します。
開設した時点のECサイトが完成形ではなく、日々分析と改善を繰り返し、ベストなECサイトに変化し続けることが大切です。日常的にデータをチェックし、課題と結びつけて問題解決に取り組みましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、ショップ管理画面にある「分析」メニューからショップの売上や訪問者数、転換率などのデータを確認できるため、今の課題や注力すべきポイントなど次に取るべきアクションを的確に判断することができます。
企業がECサイト運営を成功させるためのポイント
企業がECサイト運営を成功させるポイントは、以下の5つです。
- すぐに成果が出ないことを知り周囲の理解を得る
- 集客に力を入れる
- 複数のモールで商品を販売する
- SNSやアプリなど複数のチャネルを活用する
- データ分析と改善を繰り返す
ポイントを押さえながら、ECサイトを軌道に乗せましょう。
すぐに成果が出ないことを知り周囲の理解を得る
ECサイトを開設してすぐに成果を出すのは簡単ではなく、ほとんどの場合売れない時期が必ずあります。
認知度や商品数などが充実してきたタイミングで軌道に乗り始めるため、地道な取り組みが必要なことを周囲に理解してもらいましょう。
社内で継続的な取り組みが必要なことを共有できれば、成果が出る前にプロジェクトがストップするおそれが少なくなります。予算も確保しやすくなり、最短で軌道に乗せるために効果的な運営ができるでしょう。
集客に力を入れる
ECサイトの成功に欠かせないのは集客です。サイトを訪問したお客さま全員が商品を購入するわけではないので、購入率を高めるためにはより多くのお客さまを呼び込む必要があります。
フロントエンド業務のひとつであるマーケティングにリソースを割き、集客に力を入れるのがポイントです。コンテンツ制作でSEOを強化したり、広告を運用したりして、ショップや商品の認知度を高めましょう。
ちなみにメルカリShopsなら、通知機能やショップクーポン、タイムセール、メルマガなどの販売促進機能が揃っているので、他の集客方法と合わせて、フリマアプリ「メルカリ」内でも集客を行えます。
複数のモールで商品を販売する
ECサイトをひとつに絞る必要はなく、複数の販売経路をつくる企業がほとんどです。自社ECサイトを運営する場合は、自社ECに加えてECモールへの出店を検討しましょう。
ECモールには集客力があるため、モールで自社商品を購入したお客さまを自社ECサイトに誘導すれば、効果的に集客できます。
1店舗目としてECモールに出店している場合も、追加で別のECモールでの販売を検討する形がおすすめです。モールそれぞれでお客さまの属性が異なるため、これまで接点のなかったお客さまにアプローチしやすくなります。
ECモールへの出店なら、フリマアプリNo1「メルカリ」の市場に出店できるメルカリShopsがおすすめです。
SNSやアプリなど複数のチャネルを活用する
ECサイトの集客や販売促進において、顧客の接点を増やすことは非常に有効なため、マルチチャネル化するのがポイントです。チャネルとはお客さまとの接点のことで、実店舗やECサイト、SNSなどを指します。
たとえば、SNSで商品やショップに関する投稿をすれば、SNSユーザーとの接点が生まれます。一度商品を購入したお客さまにアプリ利用を促せば、アプリ経由でお得な情報を発信でき、リピートの促進が可能です。
ちなみにメルカリShopsなら、SNS連携させることで、ショップページに設置したリンクからSNSへ誘導できます。
ただしチャネルが多ければよいわけではなく、それぞれのチャネルを適切に運用し、うまく連携させることで効果を発揮します。自社商品のターゲットやリソースを考慮し、複数のチャネルでのアプローチを検討しましょう。
データ分析と改善を繰り返す
ECサイトの成功にはデータ分析と改善が重要で、運営しながら感じた課題をスピーディーに改善し検証する姿勢が必要です。
たとえば、サイト訪問者数は多いものの売上が伸びない場合は、購入フローや決済手段の選択肢などにカゴ落ちの原因が考えられるでしょう。サイトデータを分析し、購入画面での離脱が多ければ、決済フォームの最適化で対策できる可能性が高いです。
さまざまなデータを日々チェックし、課題と結びつけて改善を繰り返すことで、お客さまにとって商品を購入したいECサイトに成長していきます。
ちなみにメルカリShopsには、売上や訪問者数、転換率などを確認できる分析レポートを用意しています。ショップ管理画面の「分析」からいつでも確認いただけるので、日々のサイトデータの分析に活用できます。
企業でECサイトを運営するならメルカリShopsがおすすめ
ECサイトを作成する方法の中でも、ECモールへの出店は取り組みやすい方法です。ECモールの中でも、メルカリShopsは企業の運営に向いています。
ここでは、メルカリShopsが企業と相性が良い理由をチェックしていきましょう。
フリマアプリ国内最大手の「メルカリ」市場を活かせるため集客に強い
メルカリShops、フリマアプリ「メルカリ」上にECサイトを開設できるモール型ECです。個人利用しかできないフリマアプリ「メルカリ」と違い、メルカリShopsを利用すれば法人名義でも、集客に強いフリマアプリ「メルカリ」市場に参入できます。
月間2,300万人以上のお客さまがお買い物を楽しむ市場にショップを展開し商品を露出できる
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」内にショップを展開できるサービスです。モール型の特徴である集客力がメルカリShopsにもあり、フリマアプリ「メルカリ」を利用する月間2,300万人以上のお客さまに向けて商品を販売できます。
EC初挑戦ながら初月売上1,000万円超を達成した実績もある
メルカリShopsは、フリマアプリ「メルカリ」市場を活かして商品が販売できるため、集客に強く、出店から早い段階で大きく売上を伸ばせるチャンスを秘めています。
販促機能が充実しているため集客なしでも商品が売れやすい
メルカリShopsでは、商品が売れやすくなる販促機能が数多く充実しています。
通知機能でリアルタイムに新着情報を届けられるので売れ時を逃しにくい
メルカリShopsでは、フリマアプリ「メルカリ」をアプリで利用しているお客さまと、プッシュ通知を通じてコミュニケーションを取れるのも魅力です。
ショップ側が新商品の販売開始や再入荷の登録、セールやクーポン実施などのアクションを起こすと、「いいね!」やフォローしてくれているお客さまに、自動で通知が届く仕様になっています。
タイムセール機能で新規顧客を呼び込める
メルカリShopsでは、時間帯を指定して商品価格を値下げし、お得なタイムセールを開催できます。
通常価格よりも安く販売することにより、通常価格で購入したことがなかったお客さまにもアプローチでき、セールを探しているお客さまへの認知度アップも期待できるでしょう。
ショップクーポン機能でリピート購入を促せる
ショップクーポン機能は、ショップが独自でフォロワーに向けてクーポンを発行できる機能です。使用範囲を商品単位またはショップ全体で選択でき、最大10種類までのクーポンを発行できるので、さまざまなクーポンを使い分けられます。
またクーポンは、発行時にショップのフォロワーでなくても、商品を購入する直前までにショップをフォローしても適用されるので、クーポンをきっかけにフォロワー獲得にも期待できます。
ショップのフォロワー数はショップの信用度にも影響する要素なので、フォロワー数が増えるほど新規のお客さまを獲得しやすくなります。
各種管理機能で運営状況を把握しやすい
メルカリShopsには、ECサイトを管理する機能が充実しています。
受発注内容のCSV出力ができるので発送前のミスを減らせる
メルカリShopsでは、受発注内容をCSVファイル形式でダウンロードすることができます。発送前の商品のみが一覧で表示されるため、発送業務の効率化が図れるだけでなく、人為的な発送ミスも減らせます。
売上明細のCSV出力で売上高の推移が把握しやすい
メルカリShopsでは、売上明細をCSVファイル形式で出力して管理することができます。売上明細は、ショップ開設月から出力する当月までの間で、最短1ヶ月分から12ヵ月分までを選択して出力可能です。
複数のネットショップ運営に便利な「EC一元管理システム」も連携できる
企業でECサイトを運営する場合、メルカリShopsと並行して複数ショップを運用することもあるでしょう。その場合、それぞれで在庫管理や商品登録などを行うと手間がかかるだけでなく、ミスを起こすリスクが増えてしまいます。
複数のECサイトを運営するのに便利なのがEC一元管理システムです。メルカリShopsでは、API連携することでEC一元管理システムが利用できます。
商品の一括登録で運営の手間を削減できる
メルカリShopsでは、商品の一括登録に対応しています。
最大1,000個までの商品を一括で登録できるので登録業務を効率化できる
メルカリShopsの商品一括登録機能では、商品情報を記載したCSVファイルをアップロードするだけで、一度に最大1,000商品まで登録可能です。
商品を一つひとつ登録すると手間がかかるのはもちろん、ミスも起きやすくなるため、一括登録によって登録作業の効率と正確性を高められます。
ひとつのショップを複数人のチームで運営できる
企業内にチームを作ってショップ運営に取り組む際は、スタッフアカウントが便利です。
スタッフアカウントを活用すれば効率的に作業分担ができる
メルカリShopsでは、必要な数のスタッフアカウントを作成して各スタッフに付与できます。スタッフアカウントそれぞれから管理ページにアクセスでき、与えられた権限に応じた業務を各々で進められます。
受注担当や発注担当などの役割分担を行いやすいため、効率的な運営体制の構築を実現できるでしょう。
固定費がかからないのでローコストな運営を実現できる
メルカリShopsは固定費が不要なので、ランニングコストを抑えてECサイトを運営できるのも特徴です。
初期費用・固定費がゼロ!リスクを抑えてショップ運営ができる
メルカリShopsでは、初期費用や月額費用が一切発生しません。固定費がゼロであるため、軌道に乗るまでに経営を圧迫する心配がなく、ローコストでショップを運営できます。
販売手数料と振込手数料が主なコストですが、どちらも売上が出ていない状態では発生しない仕組みです。
「らくらくメルカリ便」「クールメルカリ便」を利用すれば配送料も抑えられる
メルカリShopsでは、商品の配送に「らくらくメルカリ便」を利用できます。通常価格よりも最大67%安い送料がお得で、サイズ別の一律料金で全国に向けて配送可能です。
配送状況がわかる追跡や配達補償などのサポートも備えているため、万が一のトラブルにも対応しやすくなっています。
サポートコンテンツが充実しているのであんしん!
メルカリShopsでは、出店者向けサービスとして複数のサポートコンテンツをご用意しています。
困りごとは「メルカリShopsガイド」ですぐに解決できる
ECサイトを運営していると、不明点や疑問点が発生することがあるかもしれません。そのような時には、ぜひ「メルカリShopsガイド」を活用してみてください。
「メルカリShopsガイド」では、ECサイトを運営する際によくある質問と答えをまとめて掲載しています。
万が一のトラブル発生時も事務局のサポートが受けられる
メルカリShopsガイドを確認しても解決できない場合や、自社だけで対応できないトラブルが発生した場合は、問い合わせフォームから事務局へ問い合わせることができます。
企業法人の出店実績も多数!メルカリShopsでECサイトの運営を始めよう
企業でECサイトを運営する際は、フロントエンド業務とバックエンド業務の体制を整え、商品企画から販売まで効率よく進めることが大切です。
成果を出すためには、地道な運営が必要なことを社内で理解したうえで、集客や販売促進に取り組む必要があります。
ネットショップ作成サービスでECサイトを構築するなら、メルカリShopsがおすすめです。法人利用実績が多く、すでに多くの企業が販売活動に活用しています。ECサイトの運営を検討している企業の方は、ぜひメルカリShopsでネットショップを開いてみてください。
メルカリShops法人開設まるわかりガイド
- 月額・年額無料
- 手数料は販売価格の10%と売上金を振り込む際の振込手数料のみ
- 最短3分で出店可能
ショップ開設申請時に準備するもの
- 登記簿情報
- 売上金の振込口座情
- 許認可証 ※
※許認可証は、出品予定の商品が販売許可が必要な場合のみ、申込時に画像添付する必要があります。
スマホ・PCから最短3分!かんたん3ステップで開設申請が可能
リンク先から3ステップでかんたんに開設申請いただけます!
法人申込みの場合は登記簿情報が必要になります。また、自家製の食品やリユース品、手作りの化粧品や医薬品を販売する場合、許認可証を撮影した画像を添付する必要があります。予め、お手元にご用意ください。
便利な機能やショップ運営サポートも充実!
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