メルカリをはじめて使う場合、なるべく失敗せずに出品・取引したいですよね。出品での失敗は、売上が減るだけでなく、最悪の場合トラブルを招く可能性も。この記事では、慎重な取引をするために知っておきたい、メルカリの出品でのありがちな失敗例と、解決方法をご紹介します。
メルカリへの出品での失敗例と対処法
まずはメルカリでありがちな出品での失敗例を6つご紹介します。
対処法も一緒にご紹介していますので、失敗しないためにも、参考にしてください。
価格設定を間違えて赤字になった
出品した商品の価格を2,000円に設定したつもりが、0を一つ付け忘れた200円になっていて、大赤字になったという経験をした方もいます。
商品が売れる前なら価格を変更することはできますが、購入された後は基本的に価格の変更はできません。そのため、売れたらその価格で売らなければいけませんが、送料を含めると大赤字になります。
赤字にならないためにも、出品の際にはよく確認してから出品するようにしましょう。
万が一、間違って設定した価格での取引が難しい場合は、いったん取引をキャンセルして、変更後の価格で改めて取引が可能かどうか、先方と相談する必要があります。
キャンセルには、取引相手の合意が必ず必要になるため、必ず事前に取引メッセージで相談してください。
値引きしすぎて赤字になった
メルカリでは商品の購入を希望している方から、価格変更や値段交渉の問い合わせが来ることがあります。値引き交渉を受けるかどうかは、出品者に任されているため、一度出品した商品の価格を値引きすることはできます。
値引きをすれば、買ってくれる確率は上がりますが、中には大幅な値引き交渉をしてくる方もいるため注意が必要です。
利益が何とかでるギリギリの価格に設定していたのに、値下げ交渉をすると赤字になります。また価格を一度下げてしまうと、その商品の購入を検討している他の方も、値下げ後の価格以上では売れなくなります。
そのため出品前に、費用を差し引いても利益が出る金額を把握しておくことが大切です。値引き交渉は、無理のない範囲で対応するようにしましょう。
交渉された価格に変更するのが難しい場合は、断っても問題ないため、無理な値段交渉は丁寧にお断りすると赤字のリスクを避けられます。
手数料が引かれることを忘れていた
メルカリは会員登録料や月会費などはかかりませんが、商品が購入されると、10%の販売手数料がかかります。販売金額は、この販売手数料を含めた金額に設定しないと利益が減るので注意が必要です。
商品を間違えて送ってしまった
同じ日に複数の商品が売れることもあります。発送する際には、送る相手や発送方法などに注意して発送するでしょう。しかし、気を付けてはいても、うっかり送る相手を間違えてしまうことも。
贈る相手を間違えると、再発送することになり、取引完了までに日数がかかります。
違う商品を発送してしまったら、まずは購入者に返送してもらい、返送商品が到着したら、再度正しい商品を送ります。一度押した発送通知の取り消しや、取引を発送前の状態に戻すことはシステム上できないようになっています。
そのため、同じ取引で再度発送が必要になった場合は、購入者とメッセージでやりとりして、発送方法や送料はどちらが負担するかなどを決めてください。
商品を間違えたのは出品者側なので、着払いでの返送や、再発送の送料は負担するのが基本です。
商品を間違えて送ると、購入者の方にも迷惑をかけることになるので、細心の注意を払いましょう。
送料が思ったよりかかった
売れた商品をいざ送ろうと思い梱包してみたら、予定していたサイズの箱に入らないということもあります。予定していた箱に入らない場合は、箱のサイズを大きくしなければいけませんし、その分送料も高くなります。
出品時に配送方法を着払いに設定しておけば気にする必要がありませんが、その場合、送料がいくらかかるかわからないため買い手が付きづらくなります。
大型サイズになると送料が一気に高くなることもあるので、出品する際に発送時のサイズをしっかりと確認して、送料込みの価格を設定するようにしましょう。
取り置き商品を別の方に購入された
購入者がすぐに買うことはできないけど、どうしてもその商品が欲しいため、商品の取り置きについて相談されることがあります。
しかしメルカリでは、最初に購入手続きをした方との取引をするシステムのため、取り置きの約束をしても、その方以外が商品を購入されることもあります。
取り置きについてはメルカリで禁止はされていませんが、トラブルになる可能性があるため注意が必要です。
取り置きを約束したからといった理由で開始した取引をキャンセルすることは、迷惑行為となりうる場合があるため、十分に注意しましょう。
初めての方でも安心。失敗しないための出品のコツ
ここでは、先ほどご紹介したような失敗をしないための出品のコツをご紹介します。
同じ商品をメルカリで検索して価格相場を調べる
メルカリに出品する際には、その商品の価格相場を知って、適正な価格を付けることが大切です。相場の金額より高く設定してしまうと買い手がつかなかったり、安く設定してしまうと損をしたりすることも。
メルカリでは、商品の写真を撮影すると、相場の価格が分かる機能があります。
この機能を使えば、他の出品者が同じ商品をいくらくらいで出品しているのかを見ることができます。相場を把握できるため、自分が出品する商品に適正な価格をつけることができるので便利です。
また適正価格を知っていると、大幅な値引き交渉をされても断ることができ、赤字のリスクを回避できます。納得した金額なら値下げ交渉にも気持ちよく応えられるでしょう。
手数料を含めた価格を付ける
前述の通り、メルカリでは商品が売れると、10%の販売手数料がかかります。そのため、販売手数料を含めた価格を付けるようにしましょう。
最低価格を決めておく
出品する前に、適正価格を調べ、これ以下にはできないという最低価格を決めておくことが大切です。
出品するときには、最低価格より少しだけ高めに設定しておきます。
相手の言い値で値下げしてしまうと、利益が減ってしまい最悪赤字になることも。
そのため事前に最低価格を決めておき、それを下回る場合は、値下げ交渉に応じないようにすると赤字を回避できます。
コメントやメッセージは丁寧に返信する
メルカリでの取引は、顔が見えないからこそ、丁寧な対応が大切です。コミュニケーションを丁寧に取ることで、購入者の満足度が上がり、その後の評価にも繋がります。
ちょっとした言葉遣いや認識の違いで、不快感を相手に与えてしまうおそれもあるので、あいさつやお礼、丁寧な言葉使いを心掛けましょう。
出品前に発送方法を確認しておく
メルカリで出品するときには、出品前に発送方法を確認しておきましょう。商品が売れてからでも発送方法の変更をすることはできます。ただ、さまざまな発送方法があるため、いざ発送するときにどの方法を選べばいいのかわからないという方もいるでしょう。
それぞれの発送方法にはメリットやデメリットがあり、出品した商品ごとに最適な発送方法が異なります。発送方法によって送料も変わってくるため、出品前にどのような発送方法があるのかや、どれが最適なのかを確認しておくことをおすすめします。
メルカリの出品は失敗しないように慎重に
メルカリの出品で失敗してしまうと、赤字やトラブルになる可能性もあるため、慎重に行うことが大切です。
失敗しないためにも、「価格相場を調べる」「最低価格を決めておく」「コメントやメッセージは丁寧に返信する」「出品前に発送方法を確認しておく」など、事前準備をきちんとし、丁寧に対応するするようにしましょう。
コツさえ押さえておけば、初心者でも安心して出品できます。
この記事も参考にしながら、ぜひメルカリに商品を出品してみてください。