メルカリで発送・購入した商品は、出品者側も購入者側も「いつ届くのだろう」と気になるもの。発送後の不安を解消するためにも、追跡可能な配送方法を利用すると安心です。この記事では、メルカリで利用できる追跡可能な配送方法についてご紹介。あわせて、追跡できない場合の対処法も解説します。
メルカリで追跡可能な配送方法
メルカリの商品を追跡できる配送方法は、4種類あります。
実際にどのような配送方法が使えるのか、どうやって追跡を確認できるのか、発送前にこの記事でおさらいしておきましょう。
らくらくメルカリ便
らくらくメルカリ便とは、ヤマト運輸とメルカリが連携した配送サービスのこと。発送方法は、ヤマト運輸が提供するネコポス・宅急便コンパクト・宅急便が利用可能です。
商品の配送ステータスは、取引画面で確認できます。
ただし、出品者からの「発送通知」がないと商品の追跡情報が反映されません。出品者は忘れずに発送通知をしましょう。
発送通知後は、出品者と購入者それぞれの画面に配送ステータスが表示されます。お互いに追跡中の商品を確認できるため、安心して取引できるでしょう。
発送場所は、ヤマト運輸の営業所・ファミリーマート・セブンイレブン・宅配便ロッカーPUDOの4つから選べます。プラス100円で集荷サービスにも対応しています。
※集荷の場合はネコポスを利用できません
※宅配便ロッカーPUDOで発送できる最大サイズは、長辺55cm × 短辺44cm × 高さ37cm(140サイズ)までです
ゆうゆうメルカリ便
ゆうゆうメルカリ便とは、日本郵便とメルカリが連携した配送サービスのこと。発送方法は、日本郵便が提供するゆうパケット・ゆうパケットポスト・ゆうパケットプラス・ゆうパックが利用可能です。
配送ステータスは、発送通知後に出品者・購入者それぞれの取引画面で確認できます。
らくらくメルカリ便と違う点は、郵便局や郵便ポスト、ローソンからも発送できることです。お近くに郵便局などがある場合は、らくらくメルカリ便よりも手軽に発送できるでしょう。
梱包・発送たのメル便
梱包・発送たのメル便とは、ヤマト運輸とメルカリが連携した配送サービスのこと。
らくらくメルカリ便との違いは、梱包から発送までをプロにお任せできる点です。梱包のやり方が分からない大型家具や家電などを送る際に重宝します。
配送ステータスは、らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便と同じく、出品者側と購入者側の取引画面で確認できます。
高価な大型家具や家電を送る際に、商品紛失などのトラブルが起きる可能性があります。そうしたトラブルを防ぐためにも、追跡サービスのある梱包・発送たのメル便がおすすめです。
クリックポスト・レターパック
日本郵便が提供するクリックポストやレターパックライト、レターパックプラスも、商品の追跡を確認できる配送サービスです。
ただし、クリックポストやレターパックで発送した場合、取引画面で配送状況を確認することはできません。
商品を追跡したいときは、日本郵便公式サイトの「郵便追跡サービス」で確認する必要があります。
また、追跡には対応していますが、匿名配送や補償には対応していません。個人情報や配送時のトラブルが不安な方は、ほかの配送方法を検討しましょう。
配送状況を確認する方法
メルカリで商品の配送状況を確認するには、2つの方法があります。どんな手順で確認できるのか、詳しく見てみましょう。
【取引画面で確認する場合】
- メルカリアプリを開く
- 右下の「マイページ」を選択する
- 「出品した商品」または「購入した商品」を選択する
- 「取引中」を選択する
- 配送状況を確認したい商品を選択する
- 「配送ステータス」が取引画面上部に表示される
※ 配送ステータスの意味
- 発送済み:出品者による商品発送の手続きが完了
- 輸送中:発送受付店舗から購入者最寄りの配達店へお届け中
- 配達中:配達店から購入者のお届け先住所へお届け中
- 店舗着荷:指定の店舗に到着(コンビニ/郵便局受取の場合のみ)
- 配達済み:お届け完了(ポスト投函や宅配ボックスへのお届けを含む)
- 調査中:住所不明などの事情により配送会社が調査中
発送通知後でも、追跡中の商品が配送ステータスに反映されるまでは、少々時間がかかる場合があります。
【追跡番号で確認する場合】
- 取引メッセージで追跡番号を共有する
- 日本郵便の「郵便追跡サービス」またはヤマト運輸の「荷物お問い合わせシステム」にアクセス
- 「個別番号検索」または「送り状番号検索」に追跡番号を入力
クリックポストやレターパックで発送した場合、追跡番号は購入者側に表示されません。
そのため、出品者側は発送の連絡とともに追跡番号を知らせると親切です。購入者側に不安を与えないためにも、あらかじめ伝えておくと良いでしょう。
メルカリの商品が追跡できない場合は?
商品を追跡できる配送方法を選んだのに、追跡できなかったり、商品が届かなかったりといったトラブルが起きるかもしれません。
トラブルが起きてから慌てないように、主なトラブルの原因と対処法を確認しておきましょう。
配送状況が発送済みから変わらないとき
配送ステータスが「発送済み」から動かない場合は、以下のような理由で到着が遅れていることが考えられます。
- 実際の商品サイズが発送手続き時に選択したサイズを超過している
- 配送経路や配送方法の変更・天候などにより配送が遅れている
- 配送先の情報に不備があった
なかでも、注意したいのがサイズオーバーによる到着の遅れです。
発送済みの商品が何らかの理由でサイズオーバーしていた場合、出品者が想定したサイズとは異なるサイズで配送されます。
その場合、配達予定日を過ぎてから購入者へ届くケースと、返送・再発送となるケースがあるので注意が必要です。
サイズオーバーになった際の流れは、出品者が選択した配送方法によって異なります。以下の流れを確認しておきましょう。
らくらくメルカリ便で発送した場合
伝票を正しい計上サイズに書き換え、購入者へ配送します。
※正しい計上サイズの送料でのご請求となります
※送料は出品者の販売利益から差し引かれます
※ネコポスでサイズオーバーした場合は宅急便サイズが適用されます
ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット)の場合
- 60サイズ以内の場合
伝票を正しい計上サイズに書き換え、購入者へ発送します。
※送料は60サイズ相当を取引完了後に出品者の販売利益から差し引きます
※配送方法の名称が「ゆうパケット(サイズオーバー)」に変更されます
- 60サイズを超過した場合
出品者へ返送します(配送ステータスは発送中から進みません)
商品が返送されて再発送をする場合は、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便は使えません。以下の手順で再発送の手続きをしましょう。
- 購入者に状況を説明し、メルカリ便以外で再発送することに了承していただく
- 取引メッセージで購入者の発送先情報を確認する(※取引メッセージは取引相手以外に公開されることはありません)
- 商品を正しいサイズに梱包し直し、再発送を行う
追跡番号が反映されないとき
配送会社の追跡サービスに追跡番号を入力しても、追跡番号が反映されず商品を追跡できない場合があります。
これは、追跡番号が追跡サービスに反映されるまで、時間がかかるのが原因です。
発送通知後すぐに追跡番号が反映されるわけではありません。しばらく経ってから追跡サービスを利用しましょう。
配達済みなのに商品が届いていないとき
配送ステータスが「配達済み」となっているのに商品が届いていない場合は、購入者側の郵便受けや宅配ボックスを確認しましょう。
郵便受けや宅配ボックスを確認しても商品が届いていない場合は、配送先情報の不備があるのかもしれません。配送先情報を確認し、もし間違っていたら、配送先情報の変更手続きを行いましょう。
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便で発送された商品は、発送後でも配送先情報を変更できます。メルカリの「お問い合わせ」を選択し、商品IDと正しい配送先情報を記入して手続きしましょう。
メルカリ便以外で発送された商品は、配送会社に問い合わせをして転送の手続きを行いましょう。
なお、梱包・発送たのメル便で発送した場合、取引開始後に配送先を変更することはできません。
5日経っても商品が届かない場合は問い合わせを
発送通知から5日経っても商品が届かない・配送ステータスが進まない場合は、配送会社への問い合わせをおすすめします。
らくらくメルカリ便で発送した場合はヤマト運輸へ、ゆうゆうメルカリ便やクリックポスト、レターパックで発送した場合は日本郵便へ問い合わせましょう。
ただし、配送会社が「航空機搭載不可」と判断した場合、陸便・船便でのお届けになるため、配達予定日より時間がかかる場合があります。
また、出品者もしくは購入者の住所が沖縄・北海道・離島などの一部地域に該当する場合は、発送通知から10日間は様子を見るようにしましょう。
追跡可能な配送方法を選んで、安心できる取引をしよう
メルカリで使える配送サービスのうち、追跡可能な配送方法は4種類あります。なるべく追跡可能な配送方法を選ぶことで、出品者・購入者ともに安心して取引できるでしょう。
この記事も参考にしながら、メルカリで安心できる取引を目指してください。
メルカリについてわからないことがあれば、下記のメルカリガイドも参考になります。